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ジュース・ワールドは現地時間12月8日にシカゴで亡くなる前に「何かしらの錠剤を数錠」摂取していたと報じられている。

地元当局の関係者が「TMZ」に明かしたところによれば、ジュース・ワールドの取り巻きのメンバーは21歳で亡くなった彼について、亡くなる前に何かしらの錠剤を摂取していたと捜査関係者に伝えたという。

また、「TMZ」によれば、FBIはジュース・ワールドのチームが乗っていたロサンゼルス発シカゴ行きの飛行機の機内で約32キロ分のマリファナが入ったスーツケースを押収している。

ジュース・ワールドの取り巻きの1人は捜査関係者に対して、彼が合成麻薬のパーコセットに関する問題を抱えていたとも語っている。法執行機関の情報筋によれば、コデイン咳止め薬の瓶も機内で発見されたという。

現地時間12月9日に『シカゴ・トリビューン』紙が報じたところによれば、ジュース・ワールドは地元当局がシカゴ・ミッドウェイ国際空港で彼や彼のチームが持ち込んだ荷物を捜査していた際に発作を起こしたことが明らかになっている。

その後、プライベート・ジェット内で麻薬探知犬による捜査が行われ、機内にあった2つのスーツケースに反応を示したという。本名をジャラド・アンソニー・ヒギンスというジュース・ワールドはその後間もなくして発作を起こしたとのことで、オピオイドのオーヴァードーズの処置に使われるナロキソンによる治療を含む応急処置を受けている。

『シカゴ・トリビューン』紙によれば、ジュース・ワールドはナロキソンによる治療によって「目を覚ましたものの、思考が散乱した」状態だったとのことで、搬送されたイリノイ州シカゴにあるアドヴォケイト・キリスト病院で1時間後に亡くなっている。

一連の捜査によって、クリス・ロングとヘンリー・ディーンの2人が銃器所持の容疑で逮捕されている。その後、ヘンリー・ディーンは保釈金なしで釈放され、クリス・ロングは1500ドル(約16万円)の保釈金を支払って釈放されている。

ジュース・ワールドの訃報を受けて彼の友人やコラボレーターを初めとした多くのアーティストらがソーシャル・メディアで彼に追悼の意を表しており、彼のヒット曲“Lucid Dreams”に自身の1993年発表の楽曲“Shape of My Heart’”がリワークされて使用されているスティングも彼を追悼するメッセージを寄せている。

「音楽の世界にとってのあまりに悲しい喪失だよ。大きなポテンシャルと、ユニークで掛け替えのない才能を持った若い命を失ったんだ」とスティングは『NME』に発表した声明で述べている。「僕にとって、“Lucid Dreams”は数ある“Shape of my Heart”を書き換えたもののなかでもお気に入りで、この曲は今後何年にもわたって聴かれ続けていくはずだよ。心からの哀悼の意を家族に送るよ」

ジュース・ワールドが生前最後に行った公演は、オーストラリアやニュージーランドでの一連の公演を経て、現地時間11月30日にオーストラリアのバララットで出演したスピルト・ミルク・フェスティバルで披露したステージが最後となっている。ジュース・ワールドは同月の26日に日本の1 OAK Tokyoでも公演を行っている。

ジュース・ワールドはオーストラリアでの最後のツアーで撮影された一連のパフォーマンス映像もオンラインで公開されており、ツアーでは“Sitting Ducks”と題された未公開楽曲も披露されている。

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