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ブラーのベーシストであるアレックス・ジェームスは来たるイギリスの下院選挙で労働党党首のジェレミー・コービンには投票する気になれないと語ったことでソーシャル・メディアで多くの批判が寄せられることとなっている。

チーズの農場を営んでいることでも知られるアレックス・ジェームスは現地時間12月6日、BBCで保守党党首のボリス・ジョンソンとジェレミー・コービンによる党首討論が放送された後で、現地時間12月12日に予定されている総選挙でジェレミー・コービンに投票することはできないとツイートしている。

「ジェレミー・コービンに投票する気にはなれないね」と彼はツイートして、「#コービンでは無理だ」と「#BBCディベート」の2つのハッシュタグを投稿に添えている。

アレックス・ジェームスのこのツイートには多くの批判が寄せられることとなっており、ある人物はブラーのバンドメイトであるデイヴ・ロウントゥリーが労働党の評議員を務めている事実に言及しながら次のようにツイートしている。

「アレックス・ジェームスに気分を害しているみんな、ブラーのドラマーのデイヴ・ロウントゥリーが労働党の評議員を務めているという事実に安心してくれ」

デイヴ・ロウントゥリーは現地時間12月7日にツイッターで労働党への支持を示しており、彼は次のように述べている。「クリスマスの選挙活動。分かってもらえるはずだよ」

ユーザーの1人はアレックス・ジェームスのツイートに次のように返信している。「イズリントン・ノースで投票するわけではありませんよね? いろんな視点を持ってみてください。保守党員を退席/負かすことのできる最善の選挙区や候補者に投票してください」

「彼はちょっとした栄華を手にしたけど、人生はいろいろさ。アレックス・ジェームスは忌々しい保守党員になってしまった」と別のユーザーはブラーの“Country House”の歌詞を引用してツイートしているほか、また別のユーザーは次のように述べている。「まいったな。リッチなチーズ男はコービンに投票しないんだ。僕は有名人の友達ではないけど、労働党はこの国を1つにすることのできる唯一の選択肢なんだ」

アレックス・ジェームスに寄せられている一連の批判はこちらから。

「チーズ屋で大地主のアレックス・ジェームスが労働党に投票できないと決断した。近しい情報筋によれば、億万長者として知られる彼が労働党を支持していないというこの衝撃的な発表は、会計士との会談の後でなされたらしい」

「アレックス・ジェームス『僕は保守党員なんだ』
グレアム・コクソン『もう限界だ。僕は諦めるよ』」

「朝起きたら、アレックス・ジェームスがよく知られた『チーズ偏愛者』から『コッツウォルズ農場の偏愛者』に至るまであらゆる呼ばれ方をしていて、いい朝になったよ。保守党員やその支持者以外のみなさん、おはよう」

「みんなにこの情報を思い出してもらうために、ブラーとアレックス・ジェームスについての議論に参加することにするよ。気候変動やEU離脱に反対する活動を行ってくれているジャーヴィス・コッカーこそが僕らの人生に必要な存在だよ」

「ブラーのベーシストで、チーズ作りもしているアレックス・ジェームスがジェレミー・コービンには投票できないと言っているのを見たよ。税務的な理由かい、アレックス? そうではないみたいだけどね」

「アレックス・ジェームスはこういう人だったと子供たちに伝えよう」

「笑えるよ。デーモン(・アルバーン)やグレアム(・コクソン)、デイヴ(・ロウントゥリー)はこの世で最も保守党員らしくない人たちなのに、アレックスが保守党員だなんてね」

「アレックス・ジェームス? 彼のことは知らないな」

「アレックス・ジェームスとノエル・ギャラガーの政治観がひどいという事実は、パルプこそがブリットポップにおける最高のバンドだったという新たな証拠だよ」

「ツイードを着たチーズ農家のアレックス・ジェームスが保守党員だなんて、あまりに周りが見えてないよね。もしも保守党がEU離脱を完遂すれば、WTO(世界貿易機関)がかける日々の関税のために彼は輸出できなくなってしまうだろうに。WTOがチーズにかけている関税は40%から50%だからね。彼の純利益率より多くなってしまうんだよ。あまりに愚かだね」

現地時間12月12日に予定されている総選挙はこれまでで最も重要な総選挙の1つとして位置付けられている。今回の総選挙ではEU離脱をめぐる最終的な方向性が決められることになるほか、国民保健サービスや住宅政策、課税政策、移民や環境に対する政策なども争点となっている。

一方、ロジャー・ウォーターズやブライアン・イーノ、サーストン・ムーア、ケイト・テンペスト、ロバート・デル・ナジャ、ロウキーらは先日、ミュージシャンを初めとした30人以上の著名人と共にイギリス労働党党首のジェレミー・コービンへの支持を表明する公開書簡に署名している。

この公開書簡は、先日、イギリス下院の総選挙に向けて「反ユダヤ主義に関連した人物が首相になる可能性」を恐れているとして、多くの著名人がジェレミー・コービンを非難する公開書簡に署名したことを受けてのものになっている。

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