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マイケル・ジャクソンは1994年のクリスマスに全英1位を獲得したイースト17の“Stay Another Day”のヒットのために“Earth Song”のリリースを遅らせた逸話が明かされている。

「スカイ・ニュース」による新たなインタヴューの中でイースト17のメイン・ソングライターであるトニー・モルティマーは今年でリリースから25周年を迎えたクリスマス・ソング“Stay Another Day”の成功を振り返っている。

トニー・モルティマーは同曲について、1994年のリリース当時にマライア・キャリーの“All I Want For Christmas”を破ってクリスマスの時期にUKチャートの首位を獲得したのみならず、同曲の成功によってマイケル・ジャクソンは後のヒット曲となる“Earth Song”のリリースを遅らせることとなったと語っている。

「マイケル・ジャクソンがその年に“Earth Song”をリリースしなかったのは“Stay Another Day”の売り上げがとんでもないことになっていたからだって聞いたんだ」とトニー・モルティマーは語っている。

“Earth Song”は最終的に翌年の1995年にリリースされており、同曲は同年のクリスマスの全英チャートで首位を獲得している。

同じインタヴューの中で、トニー・モルティマーは同曲を書くこととなった背景についても語っており、リリースの2年前に自殺で亡くなった兄弟に捧げた曲だと説明している。

「それがソングライターとしてやるべきことだよ。曲を書く理由や感情を引き出すんだ。感情が強ければ強いほど、もしくは悲しさを感じていればいるほど、それがいい曲を書くことに繋がるんだよ」

「兄弟を数年前に自殺で亡くしていてね。その喪失感についての曲を書きたいと思ったんだ。このことについての曲を書きたいっていう、それまでに感じたことがなかったほどの大きな気持ちを、その時に初めて感じたんだよ」

「もちろん、兄弟のためのラヴ・ソングを書いたわけではないけどさ。そしたら、単に奇妙なものになっていただろうね。ただ、僕はその喪失感を曲を書くためのインスピレーションとして使ったんだ。聴いてくれる人たちには、僕のつらい経験の中に慰めや平和を感じてもらえたらと思ってるよ」

今回、“Stay Another Day”はチャリティのために再発されており、トニー・モルティマーはブラス・バンドと、地元の学生100人と共に同曲をレコーディングしている。しかし、イースト17のオリジナル・メンバーであるブライアン・ハーヴェイやテリー・コールドウェル、ジョン・ヘンディは今回のレコーディングに参加しておらず、トニー・モルティマーはその理由について「もう彼らとは話していないんだ。彼らはそれぞれの人生を歩んでいるんだよ」と語っている。

トニー・モルティマーがピアノを担当し、ウォルサム・フォレスト・ユース・クワイアが合唱で参加している新たな“Stay Another Day”の収益の一部はメンタル・ヘルスの支援団体である「カーム」に寄付される。

一方、アデルは2016年にイースト17にオマージュを捧げており、彼らのロゴとシンプルな犬のデザインが描かれたジャケットを着た写真をソーシャル・メディアに投稿している。

アデルは全英シングル・チャートで3位を記録したイースト17の1994年発表のシングル“Around the World”の歌詞を引用して次のようにツイートしている。「世界中を回ったけど、家に勝る場所はないわ。ねえ、ベイビー」

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