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テイラー・スウィフトは政治的なスタンスを表明するようになったことで自分の中での視野が広がることになったと語っている。

テイラー・スウィフトは昨年、政治に関する沈黙を破って中間選挙で民主党の2人の候補を支持することを表明しているほか、今年8月に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式では性的嗜好や性自認に基づく差別を禁止する平等法の成立を求める署名に対応するようホワイト・ハウスに呼びかけている。

彼女が「Change.org」で立ち上げた平等法の成立を求める請願書には60万人近い人々の署名が集まっており、今回、彼女は自身の意見を表明するようになったことで自分自身や世の中に対する視野が広がったと語っている。

「たくさんの人が参加してくれて、請願書にものすごい人たちが署名してくれたわけでね。とても嬉しかったわ。この世には正しいことはあるっていう気持ちが強まることになった」と彼女は『ピープル』誌による今年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を記念して行われたインタヴューで語っている。

しかし、テイラー・スウィフトは依然として名声を通して自身の姿勢が見られてしまうことを懸念しているとして、次のようにも語っている。

「何かを提唱する時には、自分が提唱することについてに人々が言ってくることから切り離して考えなければいけないのよ。具体的な数字だけじゃないことを考えるべきなのよ」と彼女は語っている。

現在は自身の初期のマスター音源を所有しているビッグ・マシーン・レコードのスコット・ボーチェッタとそのレーベルを購入したアーティスト・マネージャーのスクーター・ブラウンとの一連の論争を繰り広げているテイラー・スウィフトだが、彼女は昨年10月、他のアーティストにも恩恵をもたらすことになった新契約をユニバーサル・ミュージック・グループと結んでいる。

彼女は続けて、新たな契約によって自由が得られたことで創作活動に良い影響がもたらされることになったとして、ユニバーサル・ミュージックから初めてリリースしたアルバムである最新作『ラヴァー』を誇りに思っていると語っている。

「『ラヴァー』は何かに応えるためのアルバムではなくなっていたの。私はこれまで、批判を創造の出発点として使っていたのよ」と彼女は語っている。

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