Sean Eriksson

Photo: Sean Eriksson

アヴィーチーは現地時間12月5日にストックホルムにて開催されるトリビュート・コンサートが彼の公式アカウントなどでライヴ配信されることが決定している。

本名をティム・バークリングというアヴィーチーは2018年4月20日にオマーンのホテルの部屋で遺体で発見されている。享年28歳だった。

12月5日に開催されるトリビュート・コンサートは、リタ・オラやアダム・ランバート、アロー・ブラックをはじめとしたアーティストが総勢30名近いバンド・メンバーと共にストックホルムのフレンズ・アリーナでアヴィーチーの楽曲を約2時間にわたって披露するというもので、上記のアーティストに加えて、DJのラインナップとしてはデヴィッド・ゲッタ、カイゴといったアヴィーチーとの親交で知られるアーティストが出演することも決定している。

すべての収益は非営利のティム・バークリング基金に寄付され、特に精神疾患や自殺防止の分野に取り組む目的のために使われることになっている。

「支援のためにストックホルムまで足を運んでくれる彼の友人やプロデューサー、アーティスト、同僚の方々に感謝しています」とアヴィーチーの父親で、ティム・バークリング基金の設立者であるクラス・バークリングはプレスリリースで述べている。「彼らはメンタルヘルスを防止するための活動に参加することに心からの関心を示してくれ、ティム・バークリング財団としての私たちの取り組みに力を貸してくれました。私たちは本番の日を心待ちにしており、この日は財団としての取り組みを前に進める上での1つのスタート地点となるでしょう」

「毎年、スウェーデンではおよそ1500人もの人々が自ら命を絶っており、世界中ではその数は100万人近くに上ります」とクラス・バークリングは続けている。「この悲劇は家族やコミュニティに影響を及ぼし、親族たちは長きにわたって悲しみに包まれることになります。これは世界的な危機であり、15歳から29歳までの若者の死因で2番目に多い死因となっています。私たちは今回のコンサートがこの問題について議論されるきっかけとなり、メンタルヘルスや自殺を取り巻く汚名に関心を向けることに繋がることを願っています。とりわけ若者たちに関しては、リスクを検出し、自殺を防ぐための指針やツールの制定が必要不可欠なのです」

トリビュート・コンサートは日本時間12月6日の午前5時から午前7時15分にかけて彼のYouTubeやフェイスブック、インスタグラムの公式アカウントでライヴ配信される。

発表されているコンサートの出演者は以下の通り。

【DJ performances】
David Guetta
Kygo
Dimitri Vegas & Like Mike
Laidback Luke
Nicky Romero

【Live Tribute Concert】
Rita Ora (Lonely Together)
Adam Lambert (Lay Me Down)
Aloe Blacc (Wake Me Up, SOS, Liar Liar)
Alex Ebert (For A Better Day)
Amanda Wilson (Seek Bromance)
Andreas Moe (Fade Into Darkness, Last Dance)
Audra Mae (Addicted To You, Long Road To Hell)
Bonn (Freak, Ain’t A Thing)
Dan Tyminski (Hey Brother)
Joe Janiak (Bad Reputation, Never Leave Me)
Nick Furlong (The Nights)
Sandro Cavazza (Without You, Gonna Love Ya)
Simon Aldred (Waiting For Love)
Vargas & Lagola (Tough Love)
Zak Abel (Ten More Days)

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