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ニッケルバックはドナルド・トランプ大統領との予想外のいざこざによってストリーミングでの再生回数が急増している。

ニッケルバックは、ドナルド・トランプ大統領が来年の大統領選で対決する可能性のある民主党のジョー・バイデン候補を揶揄するツイートで、2005年発表のヒット曲“Photograph”が使われたことが話題となっていた。

話題となったツイートは“Photograph”のミュージック・ビデオから写真へと差し替わるものとなっていて、ジョー・バイデンと息子のハンター・バイデンがウクライナのガス会社の取締役デヴォン・アーチャーとゴルフをする写真を使用して、ドナルド・トランプ大統領がジョー・バイデンのウクライナでの海外ビジネスを告発するものとなっている。

ニッケルバックはすぐに著作権侵害の申し立てを行ったが、これがバンドの人気を押し上げる結果となっている。

米『ビルボード』誌によれば、“Photograph”は10月2日から10月3日にかけて音源とビデオの合計で77万2,000回のストリーミング再生を記録しており、9月30日から10月1日の間の55万8,000回と比べて38%増加しているという。これはYouTube、アップル・ミュージック、スポティファイのすべてで見られる傾向となっている。

“Photograph”のデジタル・ダウンロードは10月2日から3日にかけて前2日間と比較して569%増加している。10月3日までの1週間で1,000ダウンロードを記録している。

“Photograph”は2005年10月には全米チャート1位を獲得したニッケルバックの通算5作目となるアルバム『オール・ザ・ライト・リーズンズ』のリード・シングルとなっている。

先日、ニルヴァーナのクリス・ノヴォゼリックはニッケルバックに向けられた「FOXニュース」のキャスターによる発言をめぐり、バンドを擁護する姿勢を示している。

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