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レディオヘッドのトム・ヨークはテレビ番組「ザ・レイト・ショウ・ ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演して、ソロとしての最新作である『ANIMA(アニマ)』やイギリスのEU離脱に対する考えを明かしている。

かつてレディオヘッドとして同番組の1時間スペシャルにも出演したことのあるトム・ヨークは、ホストを務めるスティーヴン・コルベアからの「どうなったら正しいと思えるのか」という質問に対してバンドのこれまでの政治的なソングライティングに言及しながら次のように答えている。

「思うに未来について考えていたわけではないんだ。僕はその時々に起きていたことを見ていたんだと思う」とトム・ヨークは語っている。

「今だとより分かりやすいよね。(レディオヘッドとして2003年に)『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』のアルバムを書いていた時は、とりわけよくない時代のように思えた。ブッシュ・ジュニアが大統領になってっていうさ。それで、今はこういう時代になっているわけでね」

トム・ヨークはEUからの離脱を控える中で、9月から議会を5週間にわたって閉鎖することを発表して物議を醸したボリス・ジョンソン英首相の決定に言及した後で、スティーヴン・コルベアからの「いつかナイトの称号を与えられると思うか」という質問に次のように答えている。

「僕はそのチャンスをふいにしてしまったと思うよ」とトム・ヨークは語っている。「我らが素晴らしい指導者が就任した時に、攻撃的なメッセージをたくさん送ってしまったからね。そういうわけで、もう可能性はないんじゃないかな」

彼はドナルド・トランプ大統領とEU離脱について次のように続けている。「少なくとも彼を崖から落とすチャンスはあったわけだよね。彼だけをね。でも、僕らはそういう連中と一蓮托生になってしまった。あいつらは僕らも一緒にして、崖の下に落ちていくことになるんだろうね。そうなった時、あいつらはこれが民意だと言うんだ。憂慮すべき感じだよね。妙な時代に僕らは暮らしているんだ」

その後、トム・ヨークは今年6月にリリースしたソロ最新作『ANIMA(アニマ)』についてのシュールな逸話も明かしている。

一方、トム・ヨークは先月「デザート・アイランド・ディスク」に出演して、キャリアの初期の段階でレディオヘッドで得た名声についてR.E.M.のマイケル・スタイプには助けられたと語っている。

トム・ヨークはマイケル・スタイプについて「クレイジーなことが起きて、人々がストリートでも自分を神様のように話し始めた時に助けてくれた」と語っている。

レディオヘッドの初期の名声についてトム・ヨークは次のように続けている。「僕は怒ってたんだ。僕はものすごく怒りやすい人間でね。さらにコントロール・フリークだったからね。僕はハンドルに手をかけて、手に汗を握りながら、誰を傷つけるのかも何を言うのかも気にしていなかった。後に僕は腰を据えて、メンバーに謝ったよ。『OKコンピューター』をレコーディングする時にはドアは開かれ、あのアルバムを作る最高の時間を過ごしたんだ」

トム・ヨークは最新ソロ・アルバム『ANIMA(アニマ)』より“Not The News”のリミックスを集めた限定12インチ盤がリリースされている。“Not The News”のリミックスを集めた限定12インチ盤はストリーミングでの配信も開始されており、エクステンド、マーク・プリチャード、イクイノックス、クラークがリミキサーとして参加している。

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