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テイラー・スウィフトはかつて所属していたスコット・ボーチェッタによるビッグ・マシーン・レーベル・グループがジャスティン・ビーバーらのマネージャーを務めるスクーター・ブラウンに買収されたことに改めて言及している。

スクーター・ブラウンは今年6月、ビッグ・マシーン・レーベル・グループを3億ドル(約324億円)で購入している。ビッグ・マシーン・レーベル・グループはデビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』から2017年発表の『レピュテーション』までの権利を保有している。

テイラー・スウィフトは米『ローリング・ストーン』誌による新たなインタヴューの中で一連の騒動に改めて言及して、スコット・ボーチェッタからは「娘のように見てもらえていた」と思っていたために、スクーター・ブラウンに売却されたことは「ショック」だったと語っている。

「私は彼と友人になりたかったわ」とテイラー・スウィフトはスコット・ボーチェッタについて語っている。「私は裏切りの意味を知っていたと思っていたけど、今回の彼との一件は、私にとって裏切りの意味を再定義するようなものになった。家族のような存在だと思っていたから。娘のように見てもらえていたと思っていたのに、『ああ、私は彼にとってのただの高価な子牛で、太らせた後で一番高い値をつけた屠殺場に売ろうと思っていたのね』って、異様な感情を抱くことになったの」

テイラー・スウィフトはスクーター・ブラウンによる買収が発表された当時、タンブラーへの投稿でスコット・ボーチェッタとスクーター・ブラウンの2人を批判している。しかしながら、スコット・ボーチェッタはテイラー・スウィフトの主張に対し、かつて彼女がスクーター・ブラウンのクライアントの一人であるアリアナ・グランデがマンチェスターで主催した「ワン・ラヴ・マンチェスター」への出演や、フロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件の犠牲者のための行進への参加を断ったことがあるとしてこれに反論している。

今回、テイラー・スウィフトはスコット・ボーチェッタの言葉について「信じられない」とした上で、スクーター・ブラウンのクライアントの1人であるカニエ・ウェストとかつて問題を抱えて以来、自身のチームは彼から届いたオファーを自身のもとに届けないようにしてきたと主張している。テイラー・スウィフトとカニエ・ウェストは長年にわたって波乱の関係性が続いており、カニエ・ウェストは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズでテイラー・スウィフトのスピーチを妨害したことで知られている。

「真実はこうよ。スクーター・ブラウンが何かを持ちかけてきても、私のところには伝えないという認識をチームの全員が共有していたの」とテイラー・スウィフトは語っている。「スコットはスクーター・ブラウンに対して散々なことを言っていたのに、あの2人でビジネスを始めたというのが本当のところよ。私はあまりショックを受けないんだけど、この一件は本当にショックだった」

テイラー・スウィフトは続けて2人が売却を発表した方法を次のように批判している。「巨万の富と力を持った2人の男性が、他の人の3億ドルを使って最も女性的な作品を買収したということよ。その後で2人は木製のパネルが飾られたバーで悪趣味な写真撮影を行ったの。スコッチの入ったグラスで自分たちを祝福しながらね。私は2人に出し抜かれたわけだけど、手口があまりに巧妙だったからちっとも気がつかなかった。何も言うことができなかったの」

一方、テイラー・スウィフトは現地時間9月17日、2020年の夏にヨーロッパのフェスティバルを回る大規模なツアーを行うことが発表されている。また、テイラー・スウィフトはアメリカのロサンゼルスとフォックスボロで「ラヴァー・フェスト」と銘打った自身のフェスティバルを開催することも発表されている。

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