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ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンは昨年エミネムとのコラボレーションとなる“Fall”をツイッターで批判したことについて「とても申し訳なく思っている」と語っている。

ジャスティン・ヴァーノンは昨年、自身の声がフィーチャーされたエミネムの『カミカゼ』収録の楽曲“Fall”を批判して、次のようにツイートしている。「エミネムの曲のためにスタジオにいたわけじゃなかったんだ……BJ・バートンとマイク・ウィル(・メイド・イット)とのセッションで生まれたものなんだよ。(楽曲の)メッセージを支持するわけではないよ、これにはウンザリなんだ。彼らにも変更するように頼んだんだけど、そうならなかったんだ」

ジャスティン・ヴァーノンは続くツイートで次のように述べている。「エミネムはこれまでで最も優れたラッパーの一人だし、それは間違いないよ。彼のことはこれまでもリスペクトしてきたし、これからもそうさ。けど、今は中傷していいような時ではないんだよ。僕が忠告した時に耳を傾けてくれていたらよかったのに。僕が間違っていたよ。この曲は葬ろう」エミネムは同曲の中でタイラー・ザ・クリエイターを「オカマ」と形容したことが批判されていた。

今回、ジャスティン・ヴァーノンは「Beats 1」のゼイン・ロウのインタヴューに応じて、ソーシャル・メディアに対する考えを述べる中で先のツイートに言及している。「人間が検証されたり、検証されなかったりというのが好きじゃないんだ」と彼は語っている。「僕も検証されたくないしね。すごく笑えることにしか見えないんだよね。自分がやってしまったことでも、誰かが言ってくることでもさ。ポッドキャストを聴いてたら、リツイートのうちの75%は記事を読んでいない人のものだなんてことも言ってるわけでさ。みんな、『見出しだけで判断したんだ』なんて言ってるだろ。自分も同じことをしているんだけどね」

彼は次のように続けている。「僕らはこんなものに適応できていないんだよ。僕が高校生の時には携帯電話もインターネットすらもなかったからね。まだ適応している最中なわけでさ。醜いものにだってなり得るんだ。エミネムとの楽曲に関して言えば、僕は大きな間違いを犯してしまった。洗車中にツイートしたんだけどね。『僕は何てことをしたんだ?』って思ったよ」

ジャスティン・ヴァーノンは当時について「落ち着いて」行動すべきだったとして、不満をツイートする代わりに楽曲をリリースしないようエミネムに直接声をかけるべきだったと語っている。「すごく無礼だったと思うし、とても申し訳なく思っているよ」と彼は語っている。「オンラインでいかに簡単に言葉を発信できるかということと、それはどの程度言う必要があるものなのかということを、僕たちは頭の中で組み合わせて計算できていないんだろうね」

ボン・イヴェールは8月9日に通算4作目となる新作『アイ、アイ』をリリースしている。『NME』は同作について満点の5つ星をつけたレヴューで次のように評している。「アルバムの最後に収録されている“RABi”を聴けば、そのしなやかなサックスやアメリカーナ風のギターの音色に、彼らのこれまでの3作品を思い出すことだろう。“RABi”は『アイ、アイ』を一曲で完璧に包括したような楽曲で、対極にある楽器が美しく混じり合い、彼らのかつてのサウンドを新鮮で真新しいものにしている。そして、それでいてほろ苦くもある。『アイ、アイ』をもってアルバムの周期を締めくくったボン・イヴェールだが、彼らの将来はいかようにも転び得るだろう」

一方、ジャスティン・ヴァーノンは先日これまでに何度もコラボレーションをしてきたカニエ・ウェストとの関係に言及して、政治観の違いのために彼とはもう「話すことができない」と語っている。

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