アリアナ・グランデは今年2月にアルバム『スウィートナー』で受賞した第61回グラミー賞の最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞のトロフィーをようやく受け取ったことを明かしている。
アリアナ・グランデはインスタグラムにトロフィーの写真を投稿して、キャプションで次のように述べている。「郵便をチェックして本当によかった」
アリアナ・グランデはロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第61回グラミー賞授賞式でのパフォーマンスを辞退して授賞式を欠席しており、トロフィーを直接受け取ることができていなかった。
グラミー賞のプロデューサーを務めるケン・エールリヒは当時、アリアナ・グランデについて、彼女が「何かを作り上げるには時期が遅すぎる」と感じてしまったために、複数回の交渉の末に決裂してしまったと語っていた。
一方、アリアナ・グランデはケン・エールリヒの発言に反論して次のようにツイートしている。「ずっと口を閉ざしてきたけど、私についての嘘の話をしているみたいね」とアリアナ・グランデはツイッターに投稿している。「私は一晩もあればパフォーマンスを完成させられるし、あなたもそれは知っているはずよ、ケン。私が出席しないことを決めたのは、あなたたちが私のクリエイティヴィティや自己表現を抑え込もうとしたからよ。授賞式があなたたちの望むようなものになることを願っているし、それ以上のものになることを願っているわ」
「コラボレーションを提示したの」とアリアナ・グランデはツイッターに綴っている。「誰かがサポートしてくれているんだっていうことを伝えたかった。芸術や、誠実さを示したかったの。政治的なことじゃないわ。誰かのお願いを叶えることだったり、ゲームに参加するためじゃない。みんな、これは単なるゲームなのよ……ごめんなさい。私にとっての音楽はそうではないの」
アリアナ・グランデがグラミー賞の授賞式でパフォーマンスしていれば、2月8日にニュー・アルバム『thank u, next』をリリースしてから初めてのパフォーマンスとなる予定だった。
一方、アリアナ・グランデのマネージャーであるスクーター・ブラウンも彼女がトロフィーを受け取ったことを自身のインスタグラムで祝福している。
スクーター・ブラウンは次のように述べている。「ここにいるのは正真正銘の家族だよ。彼女に初めてのグラミー賞を届けられたこと以上に、今週誇りに思えたことはない。彼女以上にふさわしい人はいないし、これは彼女の壮大な物語の第1章に過ぎないよ。彼女は生きるアイコンだし、その言葉の通りの女性なんだ。これからは永遠にグラミー賞の受賞者と呼ばれることになるわけだけど、僕にとってはアリのままだよ。優しい心を持った、僕の知っている中で一番強い人なんだ。君のことを誇りに思うよ、アリ! 大好きだよ」
また、スクーター・ブラウンは自身のクライアントの一人であるトリー・ケリーがグラミー賞のトロフィーの入った段ボールを開封しているところを収めた動画もインスタグラムで公開している。トリー・ケリーは今年、カーク・フランクリンとの“Never Alone”で最優秀ゴスペル・パフォーマンス/ソング賞を受賞しているほか、『ハイディング・プレイス』で最優秀ゴスペル・アルバム賞を受賞している。
一方、スクーター・ブラウンはテイラー・スウィフトの過去のマスター音源を所有するビッグ・マシーン・レーベル・グループを買収したがきっかけで、テイラー・スウィフトと一連の騒動になっている。
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