GETTY

Photo: GETTY

ウッドストック50周年を記念した公式フェスティバル、ウッドストック50は新たな開催地の候補となっていた会場との交渉が決裂したことが報じられている。

先月、ウッドストック50は新たな会場としてニューヨーク州北部オナイダ郡のヴァーノン・ダウンズを確保したことが報じられていた。ヴァーノン・ダウンズはレース場とカジノが併設された複合施設で、ホテルや競馬場も併設されている。ウッドストック50は当初ニューヨーク州のワトキンス・グレンで開催される予定となっていたものの、今年5月に同会場との契約が解除となったことが明らかになっていた。

しかしながら、『ヴァラエティ』誌は今回、ヴァーノン・ダウンズがウッドストック50の開催地となることを拒否したと報じている。オナイダ郡の郡長アンソニー・ピセンテ・ジュニアによれば、ウッドストック50にはプレゼンテーションのために5日間の猶予があったものの、「現時点までになされている提案は多くの点で必要要件を満たしていない」という。アンソニー・ピセンテ・ジュニアはウッドストック50が開催される可能性について「極めて低い」と述べている。

アンソニー・ピセンテ・ジュニアはヴァーノン・ダウンズがウッドストック50の開催地となる可能性について「何事も可能性はある」とした一方で次のように語っている。「準備に1年や16ヶ月ほどの猶予があれば可能だったかもしれませんが、3週間から6週間で準備するというのは、公共や衛生面の安全を確保が必要になることを考慮すれば不可能に近いことです」とアンソニー・ピセンテ・ジュニアは述べ、一部の観客が暴徒化したことで知られる同じオナイダ郡で1999年に開催されたウッドストック1999に言及して次のように続けている。「1999年にも開催した方がいましたが、違う人物もいますが、ほとんど同じような状況になっています」

フェスティバルの共同主催者にして共同プロデューサーであるマイケル・ラングは先日、ヴァーノン・ダウンズについて「3箇所から4箇所ある」候補地の一つと語っていた。

ウッドストック50はこれまでに数々の困難に直面している。ウッドストック50は今年4月、財政的なパートナーだった電通イージス・ネットワーク社の撤退が発表されているほか、それを受けてヘッドライナーの1人だったザ・ブラック・キーズも出演をキャンセルしている。

フェスティバル中止の噂も絶えないウッドストック50だが、彼らは新たな財政面のパートナーとしてオッペンハイマー&Co.を確保するなど、マイケル・ラングは依然として開催を目指していくと語っている。

ウッドストック50は8月16日から8月18日にわたって開催される予定となっており、ザ・キラーズやマイリー・サイラス、サンタナ、デッド・アンド・カンパニー、チャンス・ザ・ラッパー、ジェイ・ Z、イマジン・ドラゴンズ、ホールジーらが出演することが発表されている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ