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ポール・マッカートニーは元妻のリンダ・マッカートニーが亡くなった時のことを振り返り、「1年くらいは繰り返し泣いていた」ことを明かしている。

リンダ・マッカートニーは乳ガンとの闘病の末に1998年4月17日になくなっている。享年56歳だった。

リンダ・マッカートニーは彼女がキャリアを通して撮影した写真やプライヴェートな写真が展示される「リンダ・マッカートニー 回顧展」と題された回顧展が7月5日からグラスゴーで開催されており、ポール・マッカートニーは回顧展に先駆けてBBCに次のように語っている。「母親もリンダも乳ガンで亡くなったんだ。僕らは母親の死因を知らなかったんだよ。誰もその話をしなかったんだ。母親が亡くなったということだけでね」

彼は次のように続けている。「さらに悪いことに、全員が懸命に我慢して、感情を表に出さないようにしていたんだ。そんななかで、ある晩に父親が泣いているのが隣の部屋から聞こえてきてね。とても悲しいことだったよ。父親が泣いているのなんてそれまで聞いたことがなかったからね」

ポール・マッカートニーはリンダ・マッカートニーが亡くなった時のことについて振り返り、「1年くらいは繰り返し泣いていた」ことを明かしている。「もしかしたら愛する人が入ってきてくれるんじゃないかって期待してしまうんだ。その人の存在にあまりにも慣れてしまっているからね」とポール・マッカートニーは語っている。「たくさん泣いたよ。恥ずかしいとも思ったけど、当時は泣くことしかできないと思っていたんだ」

ポール・マッカートニーは生前のリンダ・マッカートニーとの関係について次のように語っている。「彼女がイギリスに来て一緒になれた時に、何が一番素晴らしかったかって、二人ともが自由を望んでいたということなんだ。僕らは好きなことをやって、そのすべてを彼女が写真に収めていたんだ」

ポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーは1969年の3月にロンドンで結婚して、メアリー、ステラ、ジェイムズの3人の子供をもうけている。ポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーは1971年に共作でアルバム『ラム』をリリースして、同年にウイングスを結成している。また、二人はウイングスとして1973年に映画『007 死ぬのは奴らだ』に提供した“Live and Let Die”でアカデミー賞歌曲賞にもノミネートされている。

一方、ポール・マッカートニーは犬の動物実験を行っているとされているテキサスの大学を批判している。PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)は先日、テキサスA&M大学が犬に対して筋ジストロフィーの実験を行っているところを収めた動画を公開しており、ポール・マッカートニーはこれを受けてTAMUの学長であるマイケル・K・ヤングに宛てて動物実験の中止を訴える手紙を送っている。

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