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クラレンス・クレモンズはブルース・スプリングスティーンのサックス奏者としての活動に迫ったドキュメンタリー作品が制作されることが発表されている。

『クラレンス・クレモンズ:フー・ドゥ・アイ・シンク・アイ・アム?(原題)』と題されたドキュメンタリーは長きにわたってブルース・スプリングスティーンのEストリート・バンドのメンバーとして活動してきたクラレンス・クレモンズの「魂の遍歴」を辿るものになっている。

クラレンス・クレモンズの友人であるニック・ミードが監督を務める本作は、クラレンス・クレモンズが2011年に69歳で亡くなるまでブルース・スプリングスティーンのサックス奏者として活動した40年間を時系列順に追ったものになるという。

『デッドライン』の報道によれば、本作にはビル・クリントンやイーグルスのジョー・ウォルシュ、ニルス・ロフグレン、甥であるジェイク・クレモンズら、現在のEストリート・バンドのメンバーらによるインタヴューも収録されるという。ドキュメンタリーは今年の7月に一部の映画館で上映された後で、8月17日にDVDとしてリリースされる。

ブルース・スプリングスティーンは2011年に、クラレンス・クレモンズの訃報を受けて自身のウェブサイトで次のように彼を追悼している。「ビッグ・マンよ、優しさを、強さを、貢献を、作品を、物語をありがとう。奇跡を起こしてくれてありがとう。それから、小さな白人の少年をソウルの神殿の扉に滑り込ませてくれたことに感謝しているよ」とブルース・スプリングスティーンは述べている。

一方、ブルース・スプリングスティーンは先日、Eストリート・バンドと共に今年レコーディングを行うことを明かして、2020年にはツアーに乗り出す予定だと語っている。

6月14日にソロとしてのニュー・アルバム『ウェスタン・スターズ』をリリースすることが決定しているブルース・スプリングスティーンだが、彼は先日、間もなくしてEストリート・バンドともスタジオに入ることを明かしている。

ブルース・スプリングスティーンは先月、イタリア『ラ・レプッブリカ』紙に次のように語っている。「秋にEストリート・バンドとレコーディングをする。それが終わったら、(翌年に)ツアーに出るんだ」

今回の発言は、ブルース・スプリングスティーンが自身の映像作品『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』の配信を記念したネットフリックスのイベントで行ったマーティン・スコセッシとの対談の中で言及したことに続くものになっている。

「今から1ヶ月ほど前に、アルバムに相当する数のバンド向きな楽曲を書き上げることができたんだ」とブルース・スプリングスティーンは語っている。「またツアーができることになるよ」

ブルース・スプリングスティーンの現時点での最新作は2018年にリリースしたサウンドトラック・アルバム『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』となっており、同作には2016年に刊行された自伝『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』を元に選ばれた15曲が収録されている。

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