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俳優のキリアン・マーフィーは『ピーキー・ブラインダーズ』で着用していた帽子の一つをデヴィッド・ボウイに贈った逸話を明かしている。

シーズン5の放送が待ち望まれている『ピーキー・ブラインダーズ』だが、キリアン・マーフィーと脚本家のスティーヴン・ナイトはデヴィッド・ボウイが生前、最後のアルバムとなった『★(ブラックスター)』を発売前に届けてくれたことを明かしている。デヴィッド・ボウイは番組の「大ファン」だったとのことで、自身の音楽を劇中で使うこともリクエストしていたとのことで、それを受けて2人は主役のトミー・シェルビーのトレードマークだった帽子を彼に贈ったという。

「僕らは友人だったから、クリスマス・プレゼントとして最初のシーズンの帽子を彼に贈ったんだ」とキリアン・マーフィーは『バーミンガム・ライヴ』紙に語っている。「彼はすごく素敵な人で、『ピーキー・ブラインダーズ』の純粋なファンだったんだよ。そして、僕はデヴィッド・ボウイの心底大ファンだからね」

キリアン・マーフィーは次のように続けている。「彼は私生活を明かす人ではなかったし、こういう騒動はきっと好きじゃないと思うんだけどね」

スティーヴン・ナイトは今後放送されるシーズン5ないしはシーズン6で『★(ブラックスター)』からの楽曲を使おうとしていると語っている。

「僕らはデヴィッド・ボウイと共に育ったわけで、彼はヒーローなんだよ」とスティーヴン・ナイトは語っている。「そんな人がこの番組のファンであるというのは大きなことだからね。彼は自分の音楽を使ってもらいたがっていたんだ。でも、当時はそれが彼の遺志になるとは分かってなかったんだよ」

デヴィッド・ボウイの“Lazarus”は2016年に放送されたシーズン3の第5話で使用されている。

「最初からザ・ホワイト・ストライプスやニック・ケイヴの音楽を使ってきたけど、番組の人気が出たことで、さらに多くのバンドが曲を使わせてくれることになったんだ」とキリアン・マーフィーは当時語っていた。

『ピーキー・ブラインダーズ』のシーズン5は既に完成していると見られており、まもなく放送日が発表されるのではないかと考えられている。

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