エルトン・ジョンはかつてオーヴァードーズになった2日後に公演を行った時のことを振り返り、依存症を抱えながら音楽活動を続けていた当時について語っている。
エルトン・ジョンは1990年に完全にシラフになるまで、およそ20年にわたってアルコールやコカイン、処方薬の依存症を抱えていたことで知られている。
エルトン・ジョンの依存症との闘いはUKでは現地時間5月22日に公開される彼の自伝映画『ロケットマン』でも描かれており、映画では彼がオーヴァードーズで危うく命を落としかけた数日後にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで公演を行うというシーンも登場する。エルトン・ジョンは現地時間5月20日に行われたロンドン・プレミアのブルー・カーペットに出席して、オーヴァードーズに見舞われた2日後に公演を強行した時のことを振り返っている。
「ドジャー・スタジアムでの公演の直前にオーヴァードーズになったにもかかわらず、その2日後にはステージに立っていたわけでね。当時は相当なスタミナの持ち主で、公演は絶対にやらなければという感じだったんだ」
「ただ、振り返って思うのが、そんなことが起きたのによく仕事を続けられたなということでね。依存症だったり、あらゆるものを抱えていたからね。とはいえ、それらのおかげで僕はアルバムを作り続けることができていたんだけどさ」
映画ではタロン・エガートンが主役のエルトン・ジョン役を演じており、彼はエルトン・ジョンを演じるためにピアノを勉強したほか、映画では自身で歌唱シーンを担当している。役作りのために相当な努力を積んだタロン・エガートンだが、彼は「スカイ・ニュース」に対し、撮影自体は「とても楽し」く、エルトン・ジョンの役を演じられたのは「この上ない特権」だったと語っている。
タロン・エガートンはエルトン・ジョンについて次のように語っている。「エルトン・ジョンという人は、天才的な音楽家であり、素敵な博愛主義者でもあるという、彼について誰もが知っているような人であると同時に、最も面白くて、イタズラ好きで、失礼で、優しくて、頭もいい。彼はそういう人でもあるんだ」
映画『ロケットマン』は日本で8月23日に公開される。
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