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ロンドンの由緒あるライヴハウスであるボーダーラインは家賃の高騰などを理由に閉店することが発表されている。

ボーダーラインは1980年代の初頭にロンドンのソーホーにオープンしたライヴハウスで、R.E.M.やオアシス、エイミー・ワインハウス、パール・ジャム、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンら多くのアーティストがキャリアの初期にここで貴重な公演を行っている。

ボーダーラインのオーナーを務めるDHPファミリーはオンラインで声明を発表して、ボーダーラインを閉店する代わりに今後は他の会場に投資をしていくとして、ブリストルのテクラーやノッティンガムのロック・シティ、バーミンガムに新たにオープンする現在建設中のライヴハウスに投資することが発表されている。

「高騰し続ける家賃や(非住居の不動産にかかる)固定資産税の増加、ソーホーの再開発計画などのために、ボーダーラインを2019年8月31日で閉店することを決定しました」と声明では述べられている。「私たちは所有する他のライヴハウスへ再投資することとし、ブリストルにあるテクラーや、間もなく40周年を迎えるノッティンガムのロック・シティ、私たちが初めてバーミンガムにオープンする新たな会場に100万ポンドを投資することを決定したほか、イズリントンのザ・ガレージも先日、その将来を保護するためのキャンペーンに勝利して、地元議会と合意に至っています」

DHPで取締役を務めるジョージ・アキンスは次のように述べている。「難しい決断でしたが、2016年に弊社が買収して以来2度目となる家賃の大幅な高騰やボーダーラインを含む建物の再建計画などのためにボーダーラインに長期的な未来がないことを確信し、これ以上の投資を取り止めることとなりました」

「ボーダーラインでは素晴らしい公演と共に最高の2年間を過ごすことができ、エージェントやプロモーター、アーティスト、ギグやクラブ営業に訪れてくださったすべてのみなさまに感謝しています。このような象徴的な会場を再建するために全力を注いで参りましたが、残念ながら、多くの外的な要因のために持続可能な事業にすることができませんでした。ライヴ・ミュージックを愛し、草の根のライヴ会場を信じる私たちにとって今日は悲しい日となりました」

シンガー・ソングライターのサム・ダックワースはボーダーラインの閉店を受けて次のようにツイートしている。「ボーダーラインのニュースは悲しいけど、この理由には納得がいくよ。改装された後もよかったし、公演を観るのに素晴らしい場所だった。家賃の高騰のためにセントラル・ロンドンからカウンター・カルチャーが次々となくなっていくことが本当に残念だよ」

今年の8月31日に閉鎖することが発表されたボーダーラインだが、その当日までに発表されている公演は予定通り開催されるという。

一方、今年3月にはボーダーラインから10分ほどの距離にあるライヴハウスのザ・ソーシャルがクラウドファンディングによって閉鎖を免れている。

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