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ポール・マッカートニーは亡くなった女優で歌手のドリス・デイに追悼の意を表している。

ドリス・デイの担当者は声明の中で、現地時間5月13日の午前未明にドリス・デイが親友に囲まれながらカリフォルニアの自宅で亡くなったことを認めている。享年97歳だった。

1940年代に名声を得たドリス・デイは最も長期にわたって活動したハリウッド女優の1人と目されており、『カラミティ・ジェーン』やアルフレッド・ヒッチコック監督による『知りすぎていた男』といった名作での演技が高く評価されている。

ドリス・デイは動物の権利の熱心な支持者もとして知られ、1978年にドリス・デイ・ペット財団を設立し、2011年には虐待や飼育放棄を受けた馬を助けるドリス・デイ・ホース・レスキュー&アダプション・センターを立ち上げている。

ポール・マッカートニーは今回、ドリス・デイの訃報を受けて彼女を追悼する文章を自身のウェブサイトに掲載している。「ドリス・デイが亡くなったと聞いて、とても悲しいよ。彼女はあらゆる意味で本物のスターだった」

「彼女と何度か一緒に出かける機会に恵まれたことを特権のように感じているよ。カリフォルニアにある彼女の自宅を訪れる時には、まるで動物の保護区域に出かけているような心地になるんだ。彼女は犬たちをとても大切に育てていてね。心の優しい、とても面白い女性だった。彼女とはたくさん笑い合ったんだ」

「『カラミティ・ジェーン』や『女房は生きていた』といった彼女の数多くの出演作はどれも素晴らしいものだったし、彼女の演技や歌声はいつも見事だった。彼女のことは恋しくなるけど、輝かしい笑顔や周りに伝染していく笑い声、彼女が残してくれた素晴らしい楽曲や映画のことは、これからも忘れない。ドリスに神のご加護を」

ポール・マッカートニーのウェブサイトはこちらから。

https://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/paul-remembers-doris-day

ポール・マッカートニーは2016年に行った米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューで彼女の言葉を引用している。「ちょっとだけ知り合いのドリス・デイから昔、こう言われたことがあるんだ。『年齢というのは幻想よ』とね。最近、彼女の誕生日をお祝いした時にそのことを彼女に思い出してもらったんだけどさ。年齢というのはただの数字だって人々は言うけれど、年を取るごとにその数字は大きくなっていくわけでね。だけど、年齢に干渉させなければ、悩むこともないわけでね。年齢は無視できるんだよ。僕はそうしている」

一方、ポール・マッカートニーとジョン・レノンは先日、ザ・ビートルズがブレイクする前、音楽をやめかけていた逸話が新たに明らかにされている。

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