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ニルヴァーナはスマイリー・フェイスの著作権をめぐってマーク・ジェイコブスと争っている裁判で、マーク・ジェイコブス側がデイヴ・グロールやクリス・ノヴォゼリック、コートニー・ラヴとその娘であるフランシス・ビーン・コバーンを証人として召喚しようとしていることが報じられている。

マーク・ジェイコブスは昨年「ブートレグ・リダックス・グランジ」コレクションで発表したアイテムのデザインがニルヴァーナの象徴的なスマイリー・フェイスに類似しているとして、ニルヴァーナから訴訟を起こされている。マーク・ジェイコブスは2018年の11月に、1993年の春夏コレクションとして発表したグランジ・コレクションから25周年を迎えたことを記念して、スマイリー・フェイスがデザインされた「リダックス・グランジ・コレクション」を発表している。

マーク・ジェイコブスがデザインしたスマイリー・フェイスは、目の部分に「X」が描かれていたニルヴァーナのそれとは異なり、ブランドのイニシャルである「M」と「J」の文字が描かれたものとなっているほか、スマイリー・フェイスの上には「HEAVEN」という文字がニルヴァーナと類似したフォントでデザインされている。

「ザ・ブラスト」が入手した法廷文書によれば、マーク・ジェイコブスは裁判の証人として、元ニルヴァーナのデイヴ・グロールやクリス・ノヴォゼリック、カート・コバーンの妻であるコートニー・ラヴ、彼女の娘のフランシス・ビーン・コバーンらを召喚することを検討しているという。

マーク・ジェイコブスの弁護士は先日、カリフォルニア州の連邦裁判所に対してニルヴァーナはスマイリー・フェイスのデザインの著作権を保有していないとして、訴訟は無効であるとしているほか、ニルヴァーナが登録しているデザインとマーク・ジェイコブスのアートワークには明白な違いがあると主張している。

マーク・ジェイコブスは争点となっているデザインについて、グランジを世の中に提示しようとしたに過ぎず、過去のコレクションでも多くのデザインを参照してきたとした上で、オリジナルのデザインであることを示すためにニルヴァーナのロゴとブランドのデザインを比較した図表も提出している。マーク・ジェイコブスはまた、コートニー・ラヴや彼女とカート・コバーンの娘であるフランシス・ビーン・コバーンからマーク・ジェイコブスのインスタグラムに寄せられた好意的なコメントも引き合いに出している。

「ラヴ氏や(フランシス・ビーン・)コバーン氏はジェイコブス氏がインスタグラムにアップした、彼が問題となっているTシャツを着ている写真を含むコレクションの写真に『いいね』をしているほか、投稿にコメントもしています。ラヴ氏はジェイコブス氏が当該のシャツを着ている写真の一枚に次のようにコメントしています。『いい写真ね! どういうわけか親近感が湧いてくるわ。最高よ!』」

目の部分に「X」が描かれているニルヴァーナの象徴的なスマイリー・フェイスのデザインはカート・コバーンが手がけたものだとされており、その意味やデザインの経緯は定かではないものの、公に登場したのは1991年の9月にリリースされたニルヴァーナのアルバム『ネヴァーマインド』のリリース・パーティーのフライヤーが最初だと考えられている。

一方、ニルヴァーナは先月、シアトルのパラマウント・シアターで行ったライヴを収めた『ライヴ・アット・パラマウント』をアナログ盤として初めてリリースしているほか、その映像がYouTubeでも公開されている。

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