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マイケル・ジャクソンはドキュメンタリー番組『リーヴィング・ネヴァーランド(原題)』で性的虐待疑惑が向けられていることについて俳優のコリー・フェルドマンが幼少期に彼から性的な虐待を受けたことはないと改めて語っている。

ダン・リードが監督を務めた『リーヴィング・ネヴァーランド』は、現在36歳のウェイド・ロブソンと41歳のジェームズ・セーフチャックが少年時代にマイケル・ジャクソンから受けていたとしている性的虐待に関する詳細な証言に焦点を当てている。2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンは生前、自身に向けられていたあらゆる疑惑を否定していた。

映画『スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』への出演で1980年代に名声を獲得したことで知られるコリー・フェルドマンはこれまでもドキュメンタリーの放送を受けてマイケル・ジャクソンについて発言してきている。ツイッターでマイケル・ジャクソンを擁護した一方で、「恐ろしい犯罪の容疑が掛けられている人物を道義上は擁護することはできない」とも述べている。

コリー・フェルドマンは今回、現在制作しているというハリウッドにおける小児性愛の問題を扱ったドキュメンタリーについて語った米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューの中で、マイケル・ジャクソンとの関係性に改めて言及している。

『リーヴィング・ネヴァーランド』の内容に対する見解を訊かれたコリー・フェルドマンは「マイケル・ジャクソンから不適切な触られ方をされたことはないと常々言ってきた」とした上で、作品を観て「懸念を抱いた」と語っている。

「2人が話しているのは、典型的な虐待の手口だよね」とコリー・フェルドマンはドキュメンタリーの中で告発者のウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックが主張している内容に言及している。「性的な部分以外は、(マイケル・ジャクソンが)僕にしてくれたことと同じなんだ。全部がそうだよ。彼は僕にプレゼントを贈ってくれた。ウォッチマンのテレビや、ディズニーランドの金の腕時計をもらったよ。 そういうわけで、僕は彼に虐待されていたけど、単にそういう対象には選ばれなかったというだけだったのだろうか? それとも、それが彼の本当の姿だったのだろうか? っていうさ。要はそういうことだよね。それが分かることはないわけでね」

「けど、きっと僕は彼のタイプだったんだろうね。僕は可愛らしくて小さいブロンドの子だったからね。分かるだろう?」

『リーヴィング・ネヴァーランド』で明るみになったマイケル・ジャクソンの疑惑をめぐっては彼の2人の親族が彼を擁護する証言をしたドキュメンタリーが今年3月に公開されている。

また、マイケル・ジャクソンはブロードウェイで「ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ」と題されたミュージカルの制作が進められており、ミュージカルの制作陣はドキュメンタリーの余波による影響はないとして、依然として制作を進めていく意向を明らかにしている。

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