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マイケル・ジャクソンの元ボディーガードであるマット・フィデスはドキュメンタリー番組『リーヴィング・ネヴァーランド(原題)』の放送で性的虐待疑惑が向けられている彼を擁護している。

マット・フィデスはドキュメンタリーでマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたと主張している2人の告発者について、重要な箇所が抜けているとして反論している。マット・フィデスは「今こそ友人を守るべき時だ」としてインスタグラムへの長文の投稿を始めている。

「僕はおとなしく、長年にわたって当たり前のようにサーカスを見てきた。人々はこの男が昔も今も、世界で最も有名な男だということを忘れてしまったようだね。世界で一番の標的になってしまったんだ。彼は自分の人生を『ミステリー』なものにすることを望んでいた。彼はそれがメディアでも価値のあるものになることを分かってたんだよ。それが裏目に出てしまって、悲しくも彼は亡くなってしまったんだ」と彼は述べている。

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It’s time now to defend a friend @michaeljackson who was always so great to my family and staff. I have sat back and watched the circus which we got used too over the years. People forget this man was and and still is the most famous man in the world. The biggest target in the world. And he wanted his life to be a “mystery”. He understood the media value of that. And it has backfired on him in death sadly. I have been bombarded with interview requests and have turned them all down. I have been in talks with his bodyguard who lived with him for the last few years of his life in the USA @iambillwhitfield and we both have had enough of it all. I will reveal Michaels true private life, has done Bill. Maybe we will do it together. As a bodyguard we see the real truth. We guard his life and private living areas. We know who comes in and out. This man has been surrounded by bodyguards since a young child. If anyone wanted to get to him they would come through us. We kept his private life a secret as he wanted “His life to be the biggest show on earth!” But it all has gone a bit wrong as he is not here to defend himself. In life we protected you Mike and in death we are here too protect your legacy and family and especially our kids. We had our own inner circle of friends. We may kill your mystery and myths buddy. Your legacy will be protected though. Watch this space everyone! You may not want to hear it but it’s the truth from two men who knew him well based on two sides of the world with very different lives and times with Michael. Facts don’t lie, people do. #michaeljackson #mattfiddes #kingofpop #leavingneverland #mjfam #bodyguard #friends

?Matt Fiddesさん(@officialmattfiddes)がシェアした投稿 –

彼は次のように続けている。「僕にもインタヴューのリクエストがたくさんきたけど、すべて断ったよ。マイケルが亡くなるまでの数年間、ボディーガードとして彼とアメリカで過ごしていたビル・ホワイトフィールドと話もをしたんだけど、僕らはもう限界だよ」

「僕は本当のマイケルのプライベートな生活を明かすつもりだよ……もしかしたら、2人でするかもしれない。ボディーガードとして、僕らは本当の真実を見てきたんだ。彼の命とプライヴェートな領域を守ってきた。僕らは出入りしていた人たちのことも分かっている。彼は幼い頃からボディーガードたちに囲まれていたんだ。彼と接触したければ、僕らの間を通らなければいけないわけでね。マイケルは『自分の人生を地球最高のショウ』にすることを望んでいたから、僕たちは彼のプライベートな生活を秘密にしていたんだ」

「けど、彼がこの世を去って自分自身を弁明できなくなってしまったことで、すべてが間違ったほうに進み始めてしまったんだ。あなたが生きていた時、僕らはあなたのことを守ってきました。あなたが亡くなってしまってからも、僕らはあなたの遺志やご家族、特に僕らの子供たちのことを守っていくつもりです。あなたの秘密や神話を壊してしまうことになってしまうかもしれません。ですが、あなたの遺志は守ってみせます」

「みんな、ここを見ていて欲しいんだ! 聞きたくないかもしれないけど、これが異なる生活や時代に、マイケルと共に世界を二つの側面から見てきた男たちが伝える真実だよ。事実は嘘をつかない。嘘をつくのは人間だよ」

マイケル・ジャクソンについての疑惑をめぐっては先日、かつてマイケル・ジャクソンのボディーガードを務めていた2人の人物による、告発者のジェームズ・セーフチャックの証言を裏付けるような過去の発言も新たに見つかっている。ジェームズ・セーフチャックは番組の中で、14歳になるまでの1988年から1992年の間にマイケル・ジャクソンから虐待を受けていたと主張しており、そのいくつかはマイケル・ジャクソンのカリフォルニアの敷地に造られた列車の駅で行われたとしている。

彼の元ボディーガードであるビル・ホワイトフィールドとジャヴォン・ビアードは、2014年に発表した共著『リメンバリング・ザ・タイム:プロテクティング・マイケル・ジャクソン・イン・ヒズ・ファイナル・デイズ(原題)』の中で次のように記している。「1990年にマイケル・ジャクソンは初めてネヴァーランドの門戸を公に開きました」

「ネヴァーランドの訪問客たちは入り口にある駅で蒸気機関車に乗り、メインの邸宅へと移動しました」

また、作家でジャーナリストのランドール・サリバンが2012年に発表した書籍『アンタッチャブル:ザ・ストレンジ・ライフ・アンド・トラジック・デス・オブ・マイケル・ジャクソン(原題)』にもジェームズ・セーフチャックの証言を裏付けるような言及があることも明らかになっている。

「1990年に公に向けてネヴァーランドが開放された際に招待されたリポーターたちの多くは、彼の邸宅の車道でまみえることになる、そびえ立つマーキュリー(古代ローマの利益や貿易、商業の神)の銅像を視察することから始めていた」と彼は述べている。

「その後は再び丘を登り、ウォルト・ディズニーがディズニー・ランドのためにデザインしたものよりも遥かに豪華な花時計のある、ディズニー・ランドのメイン・ストリート駅をほとんどそのままレプリカにしたような駅へと進んで行った」

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は彼についての疑惑をすべて否定しており、2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンは生前、自身に向けられていたあらゆる疑惑を否定していた。

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