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スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーは現地時間4月20日にバンドの新しいマスクを撮ったと思われる写真をインスタグラムで公開している。

コリィ・テイラーは以前、数々のホラー映画を手掛けてきた特殊メイクアップアーティストのトム・サヴィーニ(『ドーン・オブ・ザ・デッド』、『デイ・オブ・ザ・ナイト』、『13日の金曜日』)と共に新たなデザインのマスクを制作していることを明かしており、今年の2月にはメイク室の椅子に座ってトム・サヴィーニらから頭の型を取ってもらっているところを収めた一連の写真を公開している。

まだタイトルの明かされていないニュー・アルバムを8月9日にリリースすることが発表されているスリップノットだが、今回、コリィ・テイラーは新しいマスクを撮ったものと思われる写真を「もうすぐ」というキャプションと共に自身のインスタグラムで公開している。

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コリィ・テイラーは以前、ポッドキャスト「レット・ゼア・ビー・トーク」に出演して新たなマスクについて次のように語っている。「今は特権を得ているような気がしているんだ。トム・サヴィーニと一緒に新しいマスクに取り組んでいてね。彼は俺にとってのゴッドファーザーなんだ。彼と一緒に過ごす機会があって、話をすることができたんだ。実際に彼と仕事をしている友人がいて、その友人を通して知り合ったんだよ。その3人で新しいマスクに一緒に取り組んでいるんだ。すごく嬉しいことだよ」

コリィ・テイラーは続けて、公演後にマスクのメンテナンスをしているスタッフがいることも明かしている。「放っておくとすぐにダメになってしまうんだ……ラッテクスだとか、そういうものがダメになってしまわないように湿気を取る必要があってね。公演ごとにマスクのケアをしてくれるスタッフを用意していて、彼らが湿気を乾かしてくれたり、空気に当てておいてくれたりするんだ」

コリィ・テイラーは2017年に米「ヴァイスランド」の番組「ザ・セラピスト」に出演して、パフォーマンス中にマスクを被ることの意義について語っている。「スリップノットの場合、ほとんどのメンバーにとってマスクというのは芸術の一部なんだ。ヴィジュアルのためだとか、衝撃を与えるためだけのものではないんだよ。アルバムごとのその人自身を表しているわけでね。そういうわけで、俺にとってはアルバムやツアーのサイクルごとに髪型を変えたり、アルバムやツアーのサイクルごとに衣装を変えるのと同じくらい自然なことなんだ」

「原動力の一部なんだよ。楽しみにしていることの一つなんだ。ただ曲を書いたり、音楽を結集させたり、単にヴィジュアルを揃えたりするのもいいけど、このアルバムでの俺はどんな奴なんだ? っていうさ。ポール(・グレイ、元ベーシスト)の死と向き合った前作(2014年の『.5: ザ・グレイ・チャプター』)の時は、2層に分かれたマスクをつけたんだ。一つを取っても、下にもう一つマスクをしているというね。マスクの下に、マスクがあるんだ。ある程度はオープンにしていても、決して痛みを共有することはないって意味でね」

「いざという時に上の層を取り上げても、もう一つが下に隠されているっていうさ。積極的に共有しようとは思わない部分だよ。『.5: ザ・グレイ・チャプター』について言えば、あのアルバムは自分にとってのすべてを乗り越えるための手段で、バンドとしてきちんと理解してそれを乗り越えるためのものだった。友人たちに向けて、自分がそばにいるということを伝えたかったんだ。状況はよくないけど、俺たちは前に進んでいくっていうね」

スリップノットは先日、今夏北米で複数の大規模公演を行う「ノットフェス・ロードショウ」と題したツアーを行うことが発表されている。

このツアーではヴォルビート、ゴジラ、ベヒーモスがスペシャル・ゲストとして出演することが発表されており、7月から9月にかけて29公演が行われることが発表されている。

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