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R・ケリーは新たに公開された法的文書によれば、一連の法廷闘争を経て口座の残高が625ドル(約7万円)になったことが明らかになっている。

R&BシンガーであるR・ケリーは今年2月に10件の性的虐待容疑で逮捕され、現在は保釈中の身となっている。R・ケリーは無罪を主張しており、10万ドル(約1100万円)の保釈金で保釈されている。

R・ケリーの保釈金は彼の近しい友人によって支払われたと見られており、R・ケリーの財政状況はさらに深刻になっている。R・ケリーは養育費として16万ドル(約1800万円)の負債(友人に援助してもらって支払っている)を負っているほか、20万ドル(約2200万円)の家賃を滞納しているとしてシカゴにある自身のスタジオのオーナーから訴訟を起こされたことも報じられている。

スタジオのオーナーはR・ケリーとの裁判に勝訴して、R・ケリーには17万3000ドル(約1930万円)の支払い命令が下されており、R・ケリーは債権者であるミッドウェスト・コマーシャル・ファンディングによって複数の銀行口座を凍結されている。オーナーはまた、負債の回収のためにソニーやASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)、彼が口座を持つ他の銀行に対する召喚状も発行したという。

彼が口座を開いていた銀行に召喚状が発行された結果として、ウィントラスト・バンクにある彼の口座の残高は現在マイナス13ドル(マイナス約1400円)になっているという。また、「ザ・ブラスト」によればバンク・オブ・アメリカの口座にある15万ドル(約1670万円)も差し押さえられ、彼の二つの口座には現在625ドルが残っているのみだという。

『コンプレックス』誌によれば、R・ケリーは依然としてスタジオのオーナーに5万ドル(約560万円)の負債を負っているといい、既にR・ケリーとの契約を解除しているソニーがその補填を求められているという。

R・ケリーは今月アメリカのナイトクラブに出演して2万2000ドル(約240万円)の報酬を得たことが報じられている。

R・ケリーの元美容師であるラニタ・カーターは先月、R・ケリーから性的虐待を受けたとして公の場で初めて彼を訴えており、証拠として自身のTシャツに彼のDNAが残っていると主張している。

ラニタ・カーターは性的虐待を受けたとして最も最近にR・ケリーを訴えた女性の1人となっており、彼女は当時24歳だった15年前に彼から虐待を受けたと主張している。

R・ケリーは今年「サヴァイヴィング・R・ケリー」と題されたドキュメンタリー・シリーズが放送されたことをきっかけに数々の性的虐待疑惑が明るみになっている。R・ケリーは自身に向けられている容疑を一貫して否定している。

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