GETTY

Photo: GETTY

マーク・ロンソンはマイケル・ジャクソンの性的虐待疑惑についてのドキュメンタリー『リーヴィング・ネヴァーランド』をめぐる議論によって彼の音楽に「汚名が着せられてしまった」ことの衝撃について語っている。

4時間、2部構成のこの作品は36歳のウェイド・ロブソンと41歳のジェームズ・セーフチャックがマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けていたと訴えている件に焦点を当てている。

『リーヴィング・ネヴァーランド』は先週UKでも放送され、放送日には放送中止を求めてロンドンで抗議運動も行われたほか、世界各国のラジオ局でマイケル・ジャクソンの音楽の放送が自粛されている。また、ロンドンではマイケル・ジャクソンの無実を主張する広告がバスに登場して物議を醸しているほか、番組の放送以降、マイケル・ジャクソンの楽曲はチャートで急上昇を見せている。

トリビュート・アルバム『マン・イン・ザ・ミラー』の制作や、昨年はマイケル・ジャクソンの60回目の誕生日を記念して“Diamonds are Invincible”と題されたミックス音源を公開していることで知られるマーク・ロンソンは今回『NME』のインタヴューに応じて、『リーヴィング・ネヴァーランド』はまだ観ていないものの、「周囲の人たちの意見が二分されているように感じている」ことを明かしている。

「ドキュメンタリーを観るまでは何も言いたくないんだけど、(マイケル・ジャクソンは)音楽において巨大な部分を占めるものだからね」とマーク・ロンソンは『NME』に語っている。「作品やプロダクションや、そのすべてにおいて最も大きな影響を与えた1人だろうからね。最もビッグなアーティストの1人のわけでね。現代のR&Bやソウル、ポップ・ミュージックにとって何よりも多くそびえる巨人のわけでさ」

「だから、それに汚名が着せられてしまったのだとしたら、その(ドキュメンタリー)作品の中で時空が崩壊してしまったようなものだよね」

マーク・ロンソンは2019年にニュー・アルバム『レイト・ナイト・フィーリングス』をリリースする予定となっている。

マイケル・ジャクソンの甥であるタージ・ジャクソンは先日、『NME』とのインタヴューの中で現在制作しているという『リーヴィング・ネヴァーランド』に対抗したドキュメンタリーに言及してマイケル・ジャクソンの人生を絶賛するようなものにはならないと語っている。

「(彼を祝福するような)そういうドキュメンタリーは既にたくさんあるからね」とタージ・ジャクソンは明かしている。「彼を宣伝するようなものにはならないよ。『そうだ、マイケル・ジャクソンの人道的な側面を見せよう』みたいなものではないんだ。20年から30年にかけて集めてきたすべてを見せるものになる。分かるよね?」

「1993年に彼に向けられた疑惑から始まるんだ。そこからすべてが始まったと思っているからね」とタージ・ジャクソンは続けており、マイケル・ジャクソンが1993年に、当時13歳だったジョーダン・“ジョーディ”・チャンドラーの父親であるエヴァン・チャンドラーから初めて性的虐待疑惑を向けられたことに言及している。

2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンは生前、自身に向けられていたあらゆる疑惑を否定している。

Copyright © 2019 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ