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リンキン・パークのフロントマンであるチェスター・ベニントンが最初に所属していたバンドとして知られるグレイ・デイズは、チェスター・ベニントンの友人や彼の家族の協力のもとで古い音源を再レコーディングすることを発表している。

最も特筆すべきはチェスター・ベニントンの22歳の息子であるジェイミー・ベニントンもヴォーカルで参加しているという。

ジェイミー・ベニントンは数年前から自身の作曲したサウンドクラウドの音源をブログに公開していた。グレイ・デイズはジェイミー・ベニントンがヴォーカル・ブースにいるところを収めた写真を投稿して、キャプションに次のように添えている。

「チェスターは息子のジェイミー・ベニントンのことをとても誇りに思うんじゃないかな。昨夜、NRGレコーディング・スタジオで父親の声に合わせて歌ってもらったんだ。ジェイミーの声は素晴らしいよ! 父親の声にとても似ていて、このプロジェクトに携われたことを僕たち全員が誇りに思っているんだ」

グレイ・デイズの投稿と、チェスター・ベニントンがバンドに参加していた時に撮影された1996年の映像はこちらから。

https://www.facebook.com/realgreydaze/posts/2299643493600686

グレイ・デイズによる今回のプロジェクトには、コーンのヘッドことブライアン・ウェルチやマンキーことジェームズ・シェイファーも参加している。グレイ・デイズはコーンのメンバー2人がスタジオにいるところを撮影した動画を公開して、キャプションに次のように添えている。「コーンのブライアン・“ヘッド”・ウェルチやジェームズ・“マンキー”・シェイファーと新作をレコーディングして、素晴らしい1日になったよ」

「今頃、チェスターもすごく興奮しているんじゃないかな! 彼らは最高だよ!」

グレイ・デイズの投稿はこちらから。

アルバムには他にP.O.D.のマルコス・クーリアルや、ブッシュのクリス・トレイナー、デッド・バイ・サンライズでチェスター・ベニントンとバンドメイトだったライアン・シャックが参加しているという。

アルバムのリリース日については現時点で明らかになっていない。

一方、ラム・オブ・ゴッドのギタリストであるマーク・モートンは先月、チェスター・ベニントンが参加した“Cross Off”をリリースしている。

マーク・モートンは昨年の12月に『メタル・ハマー』誌とのインタヴューの中でチェスター・ベニントンとのコラボレーションに言及して、彼の献身的な姿勢に「圧倒された」と語っている。

「彼はこの曲をものすごく気に入ってくれてね。それまでにもチェスターと話したことはあったんだけど、一緒に曲を作り始めるまでは彼とつるんだりしたことがなかったんだ」とマーク・モートンは述べている。

「とても印象的だったのは、彼のような地位にいる人、つまり、あれだけのキャリアを築いている地位や名声のある人なのに、とても謙虚に、熱心に取り組んでくれたということでね。チェスターはこの曲に、まるでリンキン・パークや自分のソロ曲に取り掛かっているかのように向き合ってくれたんだ。彼の姿勢には圧倒されたよ。すぐに意気投合したんだ」

「チェスターと会った15分後にはもう、テーブルに向かい合うように2人で立って、紙とペンを持って単語を組み合わせながらいろいろな韻を試していたんだ。曲が完成したところで深呼吸をして、お互いの個人的なことについて話したりもした。人生の難しさとかね。そう、(アルバムの制作中に)最も僕を驚かせてくれたのはチェスターだったんだ」

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