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ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは、会場を1週間借り切って1日ごとにバンドのそれぞれの時代の音楽をパフォーマンスするイベントをやりたいと語っている。

マット・ヒーリーはツイッターでの投稿の中で1週間のそれぞれの日程について、1日目は初期のEPからの楽曲、2日目はセルフタイトルのデビュー作、3日目はセカンド・アルバム『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。』、4日目は最新作の『ネット上の人間関係についての簡単な調査』、5日目は来たるリリース予定の新作『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム(原題)』のためのショウケース・ライヴ、最終日となる6日目にはグレイテスト・ヒッツのライヴを行いたいと語っている。

マット・ヒーリーはこの計画についての会場など具体的なプランは明かしていないものの、このツイートはファンから多くの反響を集めている。ロンドンにあるバンケット・レコーズは彼のツイートに最初に反応を示したアカウントの一つで、マット・ヒーリーに「ハロー!」と返信している。

マット・ヒーリーの投稿はこちらから。

マット・ヒーリーはその後、ツイートが大きな反響を呼んだことを受けて次のようにツイートしている。「オーケー。リアクションを受けて、これを正式にやることにしよう」

一方、マット・ヒーリーは先日、『NME』とのインタヴューの中で「ギター・ミュージック」を興味深いものにしているのは女性たちだと語っている。

マット・ヒーリーは今回、今年8月に行ったインタヴューの中で「興味深いことをやっているバンドは大御所にはいない」と語ったと報じられたことに対してアイドルズから批判を受けたことに言及している。

マット・ヒーリーは当時の自身の発言について次のように語っている。「彼らと休戦しようみたいなことは考えていないんだ。そもそも、僕らは喧嘩をしているわけじゃないからね。けど、僕の発言を彼らが誤解してしまったということは理解しているよ。それが僕の責任であるにせよ、そうでないにせよね」

マット・ヒーリーは続けてギター・ミュージックの現状について語っている。「僕が興味深いと思っているのは、『ギター・ミュージック』と呼ぶことにするけど、今のそれにはたくさんの女性たちがいるよね。(ウルフ・アリスやジャパニーズ・ハウスが所属するダーティ・ヒットに言及して)僕のレーベルと契約している人たちを見てみてくれよ」

「みんな頭が追いつけないでいるんだ。年頃の男たちがザ・コーティナーズやパンク・バンドではなく、ザ・1975に入りたいと思っていることが理解できないんだよ。だって、もう終わったんだからね。男の時代は終わったんだよ。もう終わったんだ。いい時代だったけど、終わったんだ」

「つまりさ、白人の男たちが叫ぶような音楽はこれまでに何度も作られてきたわけだけど、パンクにおける興味深い視座は女性たちと共ににあるんだ。とはいえ、そういう儚さだったり毒された男性性に対抗しようとするアイドルズみたいな興味深いバンドが登場するのも、だからなんだけどね。そこにきちんと意味があれば、人々と共鳴していくんだ」

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