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ジャネール・モネイは最新作『ダーティ・コンピューター』がグラミー賞にノミネートされたことについて涙ながらに語っている。

ジャネール・モネイは米CBSのテレビ番組「ディス・モーニング」に出演して、最新作『ダーティ・コンピューター』について、社会から目を向けられずに無視されている、アメリカにいるすべての「取り残された人々」や「ダーティ・コンピューターたち」に捧げるアルバムだと語っている。

ジャネール・モネイは番組の中で、『ダーティ・コンピューター』が第61回グラミー賞の最優秀アルバム賞の候補にノミネートされたことを告げられている。最優秀アルバム賞の候補はジャネール・モネイの他に、ドレイクやカーディ・B、H.E.R.、ポスト・マローン、ケイシー・マスグレイヴス、ブランディ・カーライル、ケンドリック・ラマーらの作品がノミネートされている。

ジャネール・モネイは『ダーティ・コンピューター』について次のように語っている。「このアルバムは私よりも大きな存在よ……これは私についてのアルバムじゃないの。ダーティ・コンピューターたちだったり、取り残された人たちのコミュニティーについて歌ったものなの」

「アメリカに生きる若い黒人のクィアの女性として、何か言わなければと思ったの。私には、祝福したいと思っている特定の人たちのグループがあったから。それで……彼らを代弁できていることを嬉しく思っているわ。彼らにも、自分たちにも目が向けられているんだっていうことを感じて欲しいし、自分たちの声が届くんだっていうことや、愛されているということを感じて欲しいの」

グラミー賞にノミネートされたことに対するジャネール・モネイの反応はこちらから。

ジャネール・モネイの最新作『ダーティ・コンピューター』は批評家から軒並み高い評価を得ている。『NME』は満点の5つ星をつけたレヴューの中で、同作について次のように評している。「ジャネール・モネイは、プリンスのパンクでマッドサイエンティスト的なアプローチを取り入れながらも、完全なる彼女自身の世界観を作り上げている」

「ラップであれ、ソウルであれ、ポップ、R&B、スペースロックであれ、彼女は恐れることなくメッセージを歌い、壁や限界など存在しないと信じてやまない。彼女は本作で自由を優雅に祝福し、迫害する人々に対して荒れるような怒りをぶつけている。とどのつまり、彼女を形容できる言葉は一つに限るだろう。そう、『アイコン』という言葉である」

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