レディオヘッドのトム・ヨークがサウンドトラックを手掛けた、1977年の同名のホラー映画のリメイクとなる『サスペリア(原題)』から、彼の音楽が使用された新たな長編のトレイラー映像が公開されている。
これは以前公開されたものよりも長編のトレイラー映像となっている。今年の6月に公開されていたトレイラー映像は、何かに取り憑かれて浮遊する少女や血、蛆虫などの気味の悪い映像に、トム・ヨークによる不気味で不安を煽るような音楽が流れるものとなっていた。
映画はダリオ・アンジェルトによる1977年の同名のホラー映画をリメイクしたもので、ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツらが出演している。『君の名前で僕を呼んで』を手掛けたルカ・グァダニーノが監督を務め、アマゾン・スタジオによって製作される本作は11月2日に全米で公開される。
トム・ヨークにとって本作はサウンドトラックを手掛ける最初の長編作品となっている一方で、彼の音楽はこれまでにも映画のサウンドトラックとして使用されており、過去には『ベルベット・ゴールドマイン』や、2013年に公開された租税回避についてのドキュメンタリー『ザ・UK・ゴールド』のサウンドトラックに参加している。
今回新たに公開されたトレイラー映像はこちらから。
ルカ・グァダニーノは以前、レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークについて次のように述べている。「トムの芸術は時代を超越するものです。彼の音楽やサウンドを『サスペリア』に使用できるという特権を得られたのは、まさに夢のようなことです。彼の深みのある作品や独特な芸術的視点によって、『サスペリア』は革新的なサウンドを手に入れることとなり、視聴者と深く共鳴してくれることでしょう。私たちの目標は、この映画を不安を掻き立てて何かが変わってしまうような体験にすることです。その野心の実現のためには、トムよりも最適なパートナーを見つけることはできないでしょう」
一方、トム・ヨークのバンドメイトであるジョニー・グリーンウッドはこれまでに多くの映画音楽を手掛けており、最も著名なものとしてはポール・トーマス・アンダーソン監督作品の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『ザ・マスター』、『インヒアレント・ヴァイス』などがある。最も最近の作品として、ジョニー・グリーンウッドはリン・ラムジーが監督でホアキン・フェニックスが主演を務めた『ビューティフル・デイ』のサウンドトラックを手掛けている。
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