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レディオヘッドのトム・ヨーク、マッシヴ・アタックのメンバー、ザ・キュアーのロバート・スミスらはイギリス政府に対して北海で計画され、物議を醸している新たな「ローズバンク」油田開発を中止することを求める公開書簡に署名している。
ブライアン・イーノが発起人となったこの公開書簡はアンディ・バーナム首相に宛てられたもので、油田開発を許可しないことを求めており、「気候危機の悪影響がすでに私たち全員を苦しめている今、これこそがあなたの功績として記憶されることになるでしょう」と綴られている。
この呼びかけを支持する他の主要アーティストとしてパリス・パロマ、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー、レディオヘッドのエド・オブライエンとフィル・セルウェイ、ジェイコブ・コリアー、アンナ・カルヴィ、ザ・エックス・エックスのロミー・マドリー・クロフト、イヤーズ&イヤーズのオリー・アレキサンダー、イモージェン・ヒープらが名を連ねている。
8月17日に公開されたこの公開書簡はキャンペーン団体「アップリフト」がコーディネイトしたもので、ブライアン・イーノが共同設立した気候変動対策に取り組む音楽業界の財団「アース/パーセント」が公開している。
書簡はアンディ・バーナム首相に「ローズバンク計画を停止すること」を求めており、「あなたと同様、私たちも近年の熱波が人々の健康、子どもたちの教育、企業活動、そして音楽業界を含む経済全体に甚大な被害をもたらしているのを目の当たりにしてきました」と述べられている。
「科学的事実は明白です。気候変動による最悪の事態を回避するために安全に燃焼させられる量と較べて、世界にはすでにそれをはるかに上回る量の石油とガスが存在しているのです」
業界団体はこのプロジェクトで地元での雇用が生まれ、近年の世界的な紛争によって供給が滞っているエネルギーへのアクセスをイギリスにもたらすと謳ってきた。
書簡はそうした主張にも直接的に言及している。「ローズバンクで採掘される石油の大部分は輸出用となるため、エネルギー料金の引き下げやイギリスのエネルギー安全保障への有意義な貢献にはつながりません。また、北海における雇用減少を食い止めることにもならないでしょう。実際、過去10年間で新たな油田開発が承認されてきたにもかかわらず、同地域の雇用は半分以下に落ち込んでいます」
「公益のために行動することを求めます。国民の大多数は、温暖化する世界に不安を抱き、政府による行動を求めているのです」
公開書簡はアンディ・バーナム首相が2025年にマッシヴ・アタックと共にグレーター・マンチェスターを代表して「ライフライン」と称される「化石燃料不拡散条約」に署名したことにも言及されている。
ブライアン・イーノはこの書簡について次のように述べている。「現時点で化石燃料の生産拡大を続けることは現実的な判断などではなく、現実から目を背ける行為にほかなりません。彼が今こそ、あの時と同じようなリーダーシップを発揮してくれることを期待しましょう。正しい決断は明らかです。ローズバンク計画を停止して、私たちが早急に必要としている、クリーンで安全なエネルギー・システムに投資することです」
「彼には選択肢があります。化石燃料業界の側に立ってローズバンクを承認するか、それとも、その決断がもたらす結果と向き合って生きていく人々の側に立つか、ということです」
エネルギー安全保障・ネットゼロ省の広報担当者は次のように述べている。「北海は依然として雇用や経済成長、そして英国のエネルギー安全保障を支える極めて重要な国家的資源です。私たちは雇用を守りつつ、気候危機に対処するためにクリーンエネルギーへの移行を進めつつも、今後数十年にわたって石油やガスがエネルギー・システムにおいて重要な役割を果たし続けるという認識を明確に持っています」
『NME』ではアンディ・バーナム首相の事務所にコメントを求めている。
公開書簡と署名者の一覧は以下のサイトで確認できる。
イギリスの一部地域では記録的な猛暑、干ばつ、山火事が相次いでおり、気象庁は2026年の夏が観測史上最も暑い夏になる見込みであると発表している。世界平均気温は上昇を続けており、観測史上最も暑かった上位11年間は、すべて過去11年間に集中している。
社会のあらゆる分野と同様に、音楽文化もこうした影響をますます強く受けるようになっており、5月以降、欧州各地の主要フェスティバルや野外ライヴが猛暑や激しい嵐に見舞われ、何十万人もの音楽ファンが深刻な混乱に直面することとなっている。その例としてスペインのプリマヴェーラ・サウンド、ベルギーのパラダイス・シティ、フランスのガロロック、そして危険なほどの高温により5万人のファンが避難を余儀なくされたオランダのデフコン・ワンなどが挙げられる。
スコットランドのシェトランド諸島沖約80マイルに位置するイギリス最大の未開発石油・ガス田「ローズバンク」は、20年以上にわたって商業的、政治的、法的な論争の的となり、物議を醸している。
長年にわたる議論の末、同プロジェクトは2023年、当時保守党政権下にあったイギリス政府から承認を受けることとなっている。この決定に対して環境保護団体からは激しい反対の声が上がっていた。
2025年、スコットランドの裁判所は、ローズバンク油田に関する環境影響評価の手順に不備があったとして、政府による承認を違法とする判決を下している。これを受け、イギリス政府は修正された条件の下で承認プロセスをやり直すことに合意している。
現在、再申請に対する承認に向けた提案が検討されており、プロジェクトの実施可否に関する決定が間もなく下される見通しとなっている。
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