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アデルは「親友」の産後うつに触れ、支援するメッセージを公開している。

「出産してすぐに女性がかかりうる深刻なメンタルヘルスの病気」と英国民保健サービスが説明する産後うつは母親の精神状態が変わる形で現れ、「ベイビー・ブルー」という言葉でも知られている。情緒不安、妄想、不眠などを伴うこともある。

今回、アデルは自身が後見人となった子供の母親であり、親友でもあるローラ・ドックリルが自身の体験をオンラインで公開したことを受けて敬意を表している。

「彼女は私の親友なの。友達である年月のほうが人生でも長いのよ」とアデルは述べている。「6ヶ月前に私が後見人となった美しい赤ちゃんを産んだの。いろんな意味で、それは彼女の人生でも最大の挑戦だった。新たに母親になって、産後うつと診断されたことについて、彼女はウィットに富んでいて、心を締め付けられる雄弁で詳細な文章を書いたの」

アデルは次のように続けている。「母親同士、どんなことを感じたかについて語っているの。だって、場合によってはそれがその人や他の誰かの人生を救うことだってありうるんだから」

病気がどう悪化していったかについてローラ・ドックリルは長文を寄せており、次のように述べている。「パートナーのヒューゴのほうを向いて、『なにか思わしくない状態なの。何かは分からないけど、マズい状態なの』と言ったわ。産後うつだとは思わないようにしていた。精神的に沈んでいたわけではなかったから」

「外の雪が固い白い毛布のようになっているのも眺めることができていた。それが世界を鎮める方法だったの。チーズ・トーストにかぶりつくのも楽しみにしていた。それに、うつについて何も知らないことも理解していた。だって、うつって一体どんな感じ? どうやって判断するの? どうやって定量化して、どうやって無形のものを理解するの?って感じだったから」

「自分が苦しんでいるのを分かっているにもかかわらず、私の無知と否定のためにこの状態は断固として続いていくこととなった」

「自殺願望」が常態化し、不安や被害妄想との葛藤が激しくなって、助けを求めた時には必要な援助を受けるために入院することになったとのことで、現在は家族や精神科医、薬、心理療法のおかげで回復し、「幸せで、自信もあり、健やか」だという。

「自分の感情や脳内で起きていることに対して正直になって声を発することで――時にそれは、特に愛する人々に対して大変なことでもあるけれど――私は大丈夫でいられるし、それが重要なことなの」とローラは締めくくっている。「自分が毎日の生活の中で『クレイジー』だとか『精神病』だとか『おかしい』だとか言われる人物になって、調子が悪く、病院に通っている時というのは、アイロニーなんてちっとも笑えないのよ」

彼女は次のように続けている。「出産後、10%の女性がうつになるけど、そのうちの10%しか治療を受けていないの。1人で立ち向かう必要はないわ。ヒーローのように振る舞う必要なんてないの。既にヒーローなんだから」

アデルは2019年のリリースに向けて新作に取り組み始めたとも報じられている。

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