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デヴィッド・ボウイは、以前にBBCで放送された『デヴィッド・ボウイ 5つの時代』や『デヴィッド・ボウイ 最後の5年間』の前日譚となる新たなドキュメンタリーが制作中だと報じられている。

『デヴィッド・ボウイ 5つの時代』と『デヴィッド・ボウイ 最後の5年間』はそれぞれBBCで2013年と2017年に放送されている。ファンサイト「デヴィッド・ボウイ・ニュース」によれば、新たなドキュメンタリーは『デヴィッド・ボウイ ザ・ファースト・ファイヴ・イヤーズ(原題)』というタイトルになるという。

新たなドキュメンタリーはデヴィッド・ボウイのキャリアの初期に焦点を置いたもので、来年に放送されると報じられている。

一方、ザ・マペッツは現地時間7月14日に行われたロンドンのO2アリーナ公演でデヴィッド・ボウイのカヴァーを披露している。2日間にわたったコンサートにはカイリー・ミノーグやデヴィッド・テナントのほか、コメディアンのケヴィン・ビショップや俳優のチャールズ・ダンス、『ドクター・フー』で5代目のドクターを演じたピーター・デイヴィソン、コメディアンのアダム・ヒルズ、ポップ・グループのステップスらがゲストとして出演している。

最終日となった7月14日の公演で、ザ・マペッツはデヴィッド・ボウイの1972年の楽曲である“Suffragette City”や、クイーンの“Bohemian Rhapsody”をカヴァーしている。ザ・マペッツはW杯でのイングランド代表の試合にも言及している。

また、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは先日、1990年代半ばにデヴィッド・ボウイの存在が「トンネルの先に光」を見出す助けになったと語っている。

「自分は12歳からビールを飲んで、狼男にでも化けられるような人間じゃなかったからさ」とトレント・レズナーは語っている。「気がついていなかったんだ。有名になって人に知られることで起こる変化に備えられていなかったんだよ。気がつくとそこにいる全員が自分を見ているわけでね。いまだに自分はここにいるべき人間じゃないと思っていて、自分はここにふさわしくないと思っていたから、どう振る舞えばいいか分からなかったんだよ」

「誰もが自分の友達になりたがっているっていう状況に居心地が悪くなったんだ」とトレント・レズナーは語っている。「お酒を1〜2杯飲むのが術になってね。しばらくは助けられたよ。それが僕自身を意味するようになるまではだけどね。あらゆる状況において、飲まずにはいられなくなったんだ。なぜなら、それが僕だったわけだからね」

「(デヴィッド・ボウイの存在は)本当に助けになったよ」とトレント・レズナーは語っている。「何かを教えてもらったていう意味ではなく、(依存症を)経験した人を目の前にした時に、その人が幸せそうで前向きになっていて、恐れなどなさそうにしているんだからね。僕はこう思ったんだ。『もし彼にできるなら、トンネルの先には光があるんじゃないか』とね」

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