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ブラーのベーシストであるアレックス・ジェームスは、往年のバンドがライヴのために再結成することについて「グロテスク」だと批判している。

アレックス・ジェームスは『ザ・ミラー』紙とのインタヴューの中で、レッド・ツェッペリンが来年に一連の公演のために再結成するのではないかという噂に苦言を呈している。

「レッド・ツェッペリンがまた再結成するっていう噂があるけど、彼らの新しいアルバムなんて誰も聴きたいと思っていないだろう? みんな“Stair Way To Heaven”が聴きたいんだよ」とアレックス・ジェームスは語っている。

「“Stair Way To Heaven”を出した時、彼らは何歳だった? 20代だったわけだよね? それで、今の彼らが何歳なのかっていうとさ、70歳なわけでね」

「それって馬鹿げてるよ。少なくとも僕の場合はみんなが『パークライフ』を聴きたいのと同様に、チーズの味も確かめたいと思ってもらっているわけでね。これはすごく重要なことなんだ。僕自身、他に話題になることをもう一つ持っていて本当によかったと思っているよ」

アレックス・ジェームスはミック・ジャガーに対しても矛先を向け、彼について「グロテスク」だと評している。

「もう一つ何か持っていなければいけないんだよ。そうでなければ、ミック・ジャガーくらいの歳になった時に、自分自身の奇妙でグロテスクな風刺画みたいになってしまうからね」

「最近もザ・ローリング・ストーンズは聴いているけどさ、ライヴに行って聴きたいとはまったく思わないよね」

アレックス・ジェームスは次のように続けている。「78歳にもなって、“Jumping Jack Flash”なんかやってられないわけでさ」

アレックス・ジェームスが最後にブラーに参加したのは2015年のアルバム『ザ・マジック・ウィップ』となっており、彼らが新たなアルバムをリリースする可能性については現時点で明らかになっていない。

ブラーのグレアム・コクソンは先日、「コンシークエンス・オブ・サウンド」のポッドキャスト「カイル・メレディス・ウィズ…」に出演して、ブラーの新作について「今はプランがない」ことを明かしている。

一方で、自身はブラーとしてアルバムを作りたいと考えているものの、「どこからともなく生じるものだから、『作る』ということやそれがいつ出るかは言えない」と語っている。

「本当に作らない理由やブラーのアルバムがもう1枚出ない理由が分からないんだ」と彼は続けている。

「僕らは全員存命だし、自分たちの能力を理性的にコントロールできているからね。そういう考えが僕らに浮かんで、星が揃った時に、『よし、どうしてやらないんだ?』ってなるんだよ」

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