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ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは、現地時間7月8日に行われたポーランド公演で物議を醸している同国の司法改革に言及している。

ポーランドの「ガゼッタ」の報道によれば、ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーは、ワルシャワ国立競技場での公演で観客に次のように語りかけたという。「僕は判事になるには歳を取りすぎているかもしれないけど、まだ歌えなくなるほど歳老いてはいないよ」。ポーランドでは現在、司法改革が進められており、その一環として最高裁判事の定年が65歳にまで引き下げられ、多くの判事が定年退職を余儀なくされている。

元ポーランド大統領で、民主化の指導者として知られるレフ・ヴァウェンサは、現地時間7月7日にザ・ローリング・ストーンズに対してポーランドの司法の独立性を支持することを示してほしいという手紙を送っていたという。ポーランドの司法改革については、右翼政権が進める改革によって政権による司法介入が可能になるとして、ヨーロッパの多くの機関が懸念を表明している。

「オーネット」によれば、ミック・ジャガーはポーランドが共産主義体制化だった1967年に行ったザ・ローリング・ストーンズのライヴに言及して、次のように語っている。「1967年にもここに来たんだけどさ。あの時から、みなさんがどれだけのことを成し遂げてきたのか、考えてみてほしいんだ。神のご加護があらんことを」

ザ・ローリング・ストーンズは現在ヨーロッパ・ツアーを行っており、そのイギリス公演ではリアム・ギャラガーやフローレンス・アンド・ザ・マシーン、リチャード・アシュクロフト、エルボー、ジェイムス・ベイらがサポート・アクトを務めている。

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