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エルヴィス・コステロは、現地時間7月6日に控えていたマンチェスター公演を含む、ヨーロッパ・ツアーの残りの6公演を健康上の理由ですべてキャンセルすることを余儀なくされている。

現在63歳でロンドン出身のエルヴィス・コステロは、今年5月にガンの治療のために手術を受けており、ツアーを中断して休息を取るようにという医師の助言もあり、先月にはサウスエンド公演とプリマス公演の2公演をキャンセルしていた。

エルヴィス・コステロは今回、医師の助言に従い、ヨーロッパ・ツアーのマンチェスター公演からの残りの日程をすべてキャンセルすることを発表している。

キャンセルとなった日程は下記の通り。

July
6 – Manchester, Castlefield Bowl
8 – Pula Arena, Pula, Croatia
9 – Kasematten – Schlossberguhne, Graz, Austria
11 – Konzerthaus, Vienna, Austria
14 – Tysnesfest Gjesrstad Arena, Tysnes, Norway
16 – Dalhalla, Rattvik, Sweden

エルヴィス・コステロはキャンセルに際してファンに声明を寄せている。

声明の全文訳は下記の通り。

「6週間前に僕の主治医から電話があって、『あなたは宝くじを買うべきですよ』と言われました。小さいながらにも非常に活発なこういう悪性腫瘍を、一回の手術で取り除けたことはいまだかつてほとんどないと言っていました。僕は得意げになって、夏のヨーロッパ・ツアーを続けられると安心しきっていました。

こうした手術を受けた後のガイドラインとしては、デスクワークに戻るか、身体的な作業や移動を伴う仕事に戻るのかに応じて、3週間から4週間の休養を推奨するというものでした。

この助言が、移動しながら基本的に夜に90分から120分のパフォーマンスを行わなければいけないミュージシャンにどう当てはまるかのは分かりませんが、(現地時間6月25日に)エディンバラのプレイハウスで公演をした頃には、いつも通りのパフォーマンスができていると勘違いしていました。

昨晩のアムステルダム公演や、アントワープ公演、(イングランドの)グラインド公演、ニューカッスル・シティ・ホールの公演に来て、僕をサポートしてくれた人たちには感謝しています。心中は続けたい気持ちでいっぱいなのですが、体力が全回復するまでには望んでいるよりも多くの時間を要することを認めなければいけません。そういうわけで、不本意ながらにもこのツアーの残りの日程をすべてキャンセルせざるを得なくなってしまいました。

マンチェスター、(クロアチアの)プーラ、(オーストリアの)グラーツ、ウィーン、(ノルウェーの)ティスネス、(スウェーデンの)レットビークの公演のチケットを買っていただいた皆さんにはお詫びします。出演しないことでそこにいる友人たちを失望させたくはなかったのですが、妥協して無理やり公演を行なって自分の健康を危険に晒すほうがよくないと思ったのです。

(自身のバンドである)ジ・インポスターズのピート・トーマス、スティーヴ・ニーヴ、デイヴィー・ファラガーには、この不安定な時に深い友情や愛情、支援を示してくれたことに心から感謝しています。その美しい歌声で、どんな代償を払ってでも僕にできる限りの歌声を出させてくれたキトゥン・クロイとブリアナ・リーにも感謝しています。そして、それぞれの街で僕たちをステージに乗せるために働いてくださった多くの方々にも深く感謝していることは言うまでもありません。

最後に、より楽観的なニュースとして、ジ・インポスターズと僕は共通の友人たちとともに、心から誇りに思えるような壮大なアルバムを作りました。10月にはリリースできると信じています。僕たちはできる限り早く戻ってきて、新曲や僕ら全員にとっても大切な曲である、皆さんのお気に入りの楽曲を披露したいと思っています。

愛する人たちを大切にして下さい。ただ、友だちと話すこともお忘れなく。自分が一人でないことを思い出させてくれます。疑わしい時や、その時だと感じたら、医師の助言を求めてくだい。その際にはできる限り迅速に行動を起こしてください。ご自身の命を救うことになるかもしれません。僕を信じてください。ルーレットに賭けるよりも素晴らしい選択ですから。

敬具。エルヴィス・コステロ」

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