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「ストレンジャー・シングス」のフィン・ヴォルフハルトがフロントマンを務めるバンド、カルプルニアが“Greyhound”のミュージック・ビデオを公開している。“Greyhound”はバンドのデビューEP『スカウト』に収録されている。

今回のビデオの監督は、PUPの2014年発表の楽曲“Guilt Trip”のミュージック・ビデオで、カルプルニアのメンバーであるフィン・ヴォルフハルトとマルコム・クレイグを起用したジェレミー・ショーリン・リウーが務めている。この撮影での出会いをきっかけにカルプルニアは結成されている。

フィン・ヴォルフハルトとジェレミー・ショーリン・リウー監督が組んだのは今回が3度目となっており、フィン・ヴォルフハルトは、監督なしにカルプルニアは存在していなかっただろうと明かしている。

「もし2014年、ジェレミーがPUPの “Guilt Trip” のビデオで僕とマルコムを起用していなかったら、カルプルニアは存在さえしてなかったんじゃないかと思うよ」とフィン・ヴォルフハルトは語っている。

「僕らのバンドが誕生したのは彼のおかげだし、のみならず彼は、撮影現場で僕にとっての理想の音楽が何かを示してくれたんだ。今回、ジェレミーが“Greyhound” のビデオを監督してくれたことで、再びすべてが揃うことになったわけで、それって本当に素晴らしいよね。つまりさ、こんなストーリーを現実に思い描くことなんてできないと思うんだ。誰も信じそうもない話なわけでさ。これが僕がジェレミーと取り組んだ3つ目のビデオになるんだけど、彼の想像力とエネルギーは伝播力がすごく強くて、これで終わりだとはとても思えないね」

“Greyhound” のミュージック・ビデオはこちらから。

フィン・ヴォルフハルトとのコレボレーションについて、ジェレミー・ショーリン・リウー監督はジョークを交え、PUPのビデオに出演させたことで、自分は「ヴォルフハルトとクレイグに消えない傷跡を残した」と思うと語っている。「6年前、マルコムとフィンと僕(とチャンドラー・レバック)は初めて一緒にミュージック・ビデオを作ったんだ。そこでは、友達のパンク・バンドであるPUPのやんちゃな若者ヴァージョンを彼らに演じてもらったんだよ」と彼は語っている。

「すごく危なっかしくて、血なまぐさくて、冷たい雨でずぶ濡れになる撮影をさ、狂ったクルーたちと一緒にやったんだ。特にこの素晴らしいギャングの若造たち(当時彼らはたった11、12歳とかだったんだ!)はね、1日一緒にいるうちに、どういうわけか獰猛なパンク・バンドになってたんだ。2人とも5フィート(約150cm)くらいだったけど、すでにインスピレーションを与えてくれるような存在で、恐ろしかったよ」

「僕たちは彼らに一生消えない傷跡を残したんじゃないかと思うけど、数年経って僕らはまた一緒になって、続編をやったんだ」と彼は続けている。「その時にはもう、マルコムとフィンは本当に自分らのバンドを始めていて(そしてアイラを加入させていて)、そしてもちろん、彼らは素晴らしくて、ロックしていて、あらゆる予想を超えていたよ」

「すべて出来上がったカルプルニア(フィンとマルコムとアイラ、今やジャックも加わった!)が、ソールドアウトで満員の観客に自分たちの音楽をぶちかましているのを目にする観客になったり、何よりこのミュージック・ビデオで彼らと一緒に仕事できるようになったのは、シュールな巡り合わせだし、映像制作に携わってきた中で一番誇りに思える瞬間の一つだったよ。彼らはものすごくたくましくなったど、今でも、一緒につるんで、撮影するのに最高の一団なんだ!」

カルプルニアはデビューEP『スカウト』は発売中となっている。

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