デイヴ・グロールは、伝説的なレディング・フェスティバルでのニルヴァーナのヘッドライナーとしてのステージについて改めて語り、「紛れもなく魔法のような瞬間」だったと振り返っている。
ニルヴァーナは1992年にレディング・フェスティバルのヘッドライナーを務めており、そのステージは現在まで彼らの最も記憶に残るパフォーマンスの一つとなっている。
ニルヴァーナのレディング・フェスティバルでのパフォーマンス映像はこちらから。
デイヴ・グロールはこれまでにもレディング・フェスティバルでのニルヴァーナのステージについてはたびたび言及してきているが、『ケラング!』誌との最新インタヴューの中で改めてそのステージについて振り返っている。
「1992年にレディング・フェスティバルに出演するっていう時に、俺たちが出演しないっていう噂が飛び交っていたのを覚えているよ。俺たちがキャンセルをしたっていうね」とデイヴ・グロールは語っている。「俺がバックステージを歩いていると、これから出演しようとしている他のバンドにいる友人たちが俺を見て、『お前ここで何してるんだよ?』って言ってきてね。それで『俺たちはヘッドライナーなんだよ!』って言うと、『お前らマジで出るのかよ?』ってなるんだ」
「俺たちの出演が疑問視されているなんて思ってもみなかったよ。自分の中では俺たちが本当にプレイできるのかって思っていた部分はあったにせよ、やってみようとすることは分かってたからね」
「ライヴは本当に心強いものでね。あるべき時にすべてが結集するような、紛れもなく魔法のような瞬間だったんだ」とデイヴ・グロールは続けている。「確か前日に一度練習してはいたんだけど、うまくやれるかは確信できずにいたんだ。ニルヴァーナにいた時はそういうことが何度もあってね。『参ったな。めちゃくちゃになりそうだよ』って思っていたような時も、最終的にはとても美しいものになっていたりしたんだ」
「そういうわけで、最終的には素晴らしいものになったんだ。そうは言っても、あれがイングランドでプレイした最後のライヴになってしまったことは悲しいよ。もっといいものが見せられたはずだからね。俺たちはイングランドで十分にプレイできなかったと思うんだ。思い出というのはどういうわけか輝かしく見えてしまうけど、憂鬱な気分になるよね。俺たちはもう戻れないわけだからさ」
カート・コバーンについては先週、アイルランドで彼の所有物を展示する新たな展覧会が来月から開催されることが発表されている。
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