初の黒人女性アーティストとしてコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーを務めたビヨンセについてビヨンセの母親は当初懸念があったことを明かしている。
歴史的なパフォーマンスとなったステージで、ビヨンセはセットを通じて黒人文化へのオマージュを捧げている。ビヨンセはセットの中でマルコムXのスピーチを引用し、ニーナ・シモンにトリビュートを捧げ、アメリカ黒人の国歌とも言われるジェームス・ウェルダン・ジョンソンの“Lift Every Voice And Sing”もカヴァーしている。ビヨンセはパフォーマンスに、アフリカ系アメリカ人のための大学機関である歴史的黒人大学にも言及したものとなっていた。
ビヨンセの母であるティナ・ノウルズは自身のインスタグラムで、ビヨンセのパフォーマンスは白人の多いコーチェラ・フェスティバルのオーディエンスから簡単には受け入れてもらえないのではないかと懸念していたことを明かしている。ティナ・レイノルズはまた、ステージを控えたビヨンセに自身の懸念を伝えたことも明かしている。
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ティナ・ノウルズは次のように綴っている。
「ビヨンセには、コーチェラのオーディエンスの多くを占める白人は、彼女が示す黒人文化や黒人大学のカルチャーに困惑してしまうのではないかと伝えました。彼らには理解できないかもしれないと思ったからです。それに対するビヨンセからの勇気ある返答には、自分が身勝手だったと恥ずかしくなりました。ビヨンセはこう言いました。『私は必死に努力して本物の声を手に入れたの。私の人生やキャリアにおいて、今の私には世の中にとってベストなことをやる責任があるの。一番人気なものとかではなくね』と」
「彼女は、ショウが終わった後で若者たちが私たちのカルチャーについて調べて、いかにそれがクールなものなのか調べてくれたら嬉しいと言っていました。そして、黒人でも白人でも若者たちが“Lift Every Voice And Sing”を聴いて、それがいかに私たち全員にとって素晴らしい言葉で、人々の間の差異を埋めるものなのかを知ってほしいと。ビヨンセは、若いキッズたちが私たちの素晴らしい歴史的黒人大学を目指すきっかけになれたらとも願っていました。私が間違っていたわ」
ビヨンセは元々、昨年に出演する予定だったものの、双子を妊娠して今年の出演に変更されている。ビヨンセは、出演するにあたって1日11時間に及ぶリハーサルを行ったとも報じられている。
ビヨンセはヘッドライナーとしてのステージで夫のジェイ・Zや妹のソランジュと共演しているほか、ディスティニーズ・チャイルドを再結成して“Lose My Breath”、“Say My Name”、“Soldier”の3曲を披露している。ディスティニーズ・チャイルドとしてのパフォーマンスは、2015年以来初めてとなっている。
昨年、女子大学生のための奨学金制度を設立していたビヨンセは先日、新たに歴史的黒人大学に所属する4大学に10万ドル(約1,070万円)を寄付することを発表している。
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