GETTY

Photo: GETTY

ガンズ・アンド・ローゼズの元マネージャーであるダグ・ゴールドスタインは、スラッシュによるマイケル・ジャクソンとのコラボレーションがバンドの仲違いの原因となったと改めて語っている。

ダグ・ゴールドスタインは2015年のインタヴューでもマイケル・ジャクソンとのコラボレーションの影響について語っている。当時、アクセル・ローズは『インタヴュー・マガジン』で父親から性的虐待を受けていたことを告白しており、その直後にスラッシュとマイケル・ジャクソンのコラボレーションは実現することになったという。ダグ・ゴールドスタインはマイケル・ジャクソンを小児性愛者と見ていたアクセル・ローズがこのコラボレーションを許せなかったとしている。一方、スラッシュはこの説を否定している。

今回、ガンズ・アンド・ローゼズのファンサイト「ガンズ・アンド・ローゼズ・セントラル」によるインタヴューに答えたダグ・ゴールドスタインは改めてこの件について自身の見解を語っている。

「アクセルはあんなインタヴューをやって、最も深く暗い秘密に耐えてたんだよ。そうしたら、2ヶ月後にスラッシュがやってきて、『マイケル・ジャクソンと共演するよ』と言ってきたんだ。なんだって! ダメだよ!という感じだったね。業界の人間は誰しもエディ・ヴァン・ヘイレンが“Beat It”のシングルで100万ドルを稼いだのを知ってたからね。『少なくとも自分に交渉させてくれ』と言ったんだけどね。彼は『もう決まってしまった』という感じでね」

彼は次のように続けている。「『どういうつもりだ? 俺に仕事をさせない気か?』と言ったんだ。『いいかい、僕は説得材料をもってなんで君が小児性愛者と一緒にやるのか、説明しにいかなきゃいけないんだ』ってね」

「だから、『最低でもアクセルのところに行ってどう説明するか教えてくれよ。でも、まあ、マイケルは莫大な金を稼いでるもんな』と言ったんだけどね。そしたら、『彼は大きいテレビをくれるんだ』って言ってきてね。『待ってくれ、なんだって?』『ああ、彼は俺に72インチの大きなテレビをくれるんだよ』ってね。『それがアクセルに対する説明かい? 彼が自分の内面に耐えている時に大きなテレビのために小児愛生者と演奏するのか?』『ああ』ってね」

「それがまさに真の終わりだったんだ。終わりの始まりだったんだよ。あれが運命を決定づけたんだ。アクセルは二度とスラッシュを兄弟とは考えなかった。さっきも言った通り、僕にできた最大のことは、アクセルにみんながどう考えているかを伝えることだった、というのも、アクセルは連中を大好きだったからね。彼は自分の人生がどれだけ築いているか、みんな理解してくれていると思ってたんだよ」

同じインタヴューの中でダグ・ゴールドスタインは、パール・ジャムがかつてU2とガンズ・アンズ・ローゼズとの共同ツアーを持ちかけられたものの、それを断っていたことを明かしている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ