James Minchin / PRESS

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リンキン・パークのマイク・シノダは、チェスター・ベニントンなしでのバンドの活動再開について初めて言及している。

リンキン・パークのフロントマンであるチェスター・ベニントンは、昨年7月にカリフォルニア州の自宅で亡くなっているところが発見されている。検視官によって彼の死は自殺だったと発表されている。

マイク・シノダは1月26日に3曲収録EP『ポスト・トラウマティックEP』を公開している。

リリースに際してマイク・シノダはツイッターでファンからの質問を受け付けており、リンキン・パークの今後についての質問に次のように回答している。「僕はリンキン・パークを存続させるためのあらゆる意欲があるし、他のメンバーも同じ気持ちだよ。まだ立て直さないといけないことがたくさんあるし、答えるべき質問も残ってる。だから、時間はかかってしまうけどね」

マイク・シノダによるファンとの一連のQ&Aは以下の通り。

(さらなる曲のリリースはあるのか?という質問に対して)「たくさんの曲があるよ。比較的完成が近いのもいくつかある。今日3曲をリリースして、ファンが僕に次は何を求めるのか知りたいと思ったんだ。もし君たちが気に入ってくれれば、僕はそのまま続けていくよ」

(チェスター・ベニントンの追悼公演で披露された新曲“Looking for an Answer”について)「あの曲もまだあるよ。最適な発表の仕方を模索しているんだ! クールなサウンドを施したヴァージョンを作ったんだけど、曲本来の力強さを損ねてしまった気がしていてね。もう一度ピアノだけで作り直してみようかな?」

(2曲目の“Over Again”に入っている車のクラクション音について)「友人から、ビデオっていうのは『シネマ・ヴェリテ』(ドキュメンタリー風の映画)だって言われてね。実世界のものを邪魔しないように撮影したんだ。音楽もそういう風に録っているんだよ。車のクラクションはレコーディング中にマイクに入ってしまったもので、すごくイライラしたけどね」

「今回のプロジェクトでは、『その瞬間の中』で取り組みたいと思ったんだ。僕が何かしらを感じている時に、ヴォーカルを録ったりビデオを撮影したんだよ。例えば、“Over Again”のとあるヴァースは追悼公演をやった日に書いていて、その他のヴァースはその2日後に書き上げたんだ」

「それで、僕はできるだけ早くリリースしたいと思ったんだ。僕がその瞬間を生きているうちに、そして多くの人たちもそれを生きているっていう時にね。一つ一つを完成させたらすぐに、他の人たちにも観て聴いて欲しかったんだ」

(他のアーティトとのコラボレーションの可能性について)「個人的にたくさんのアーティストと親しくしているし、直接の知り合いではない好きなアーティストたちもいる。もしも誰かにこのプロセスに参加してほしいと思ったとしたら、コンセプトについて共通の理解を共有している必要があるんだ。話して、歌って、ラップして、描くために、その瞬間を生きたことがある人でなければいけないんだよ」

(ホームビデオ風のミュージック・ビデオにした理由について)「悲しみというのはとてもパーソナルなもので、僕はD.I.Y.だったり自伝的なフォーマットこそがそれを一番表現できると思ったんだ。そういうわけで、ビデオに関するすべては自分で撮影だったり編集をしたんだ。この方法は違うなって感じるようになるか、作りすぎてしまったって感じるまでは、僕はこれを続けるつもりだよ」

マイク・シノダは本日リリースした『ポスト・トラウマティックEP』について「この作品の核心となる悲しみは個人的なもので、私的な体験なんだ。それと同じで、これはリンキン・パークでもフォート・マイナーでもなく、僕によるものなんだ」と述べている。

『ポスト・トラウマティックEP』のビデオはこちらから。

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