ザ・フォールの元メンバーで、マーク・E・スミスの元妻だったブリックス・スミス・スタートがマーク・E・スミスの訃報を受けて追悼の意を表している。
バンドのマネージャーであるパム・ヴァンダーは現地時間1月24日にマーク・E・スミスが亡くなったことを認めている。死因については今のところ明らかになっていない。
ブリックス・スミス・スタートはリード・ギタリスト/ソングライターとしてザ・フォールに1983年から2人が離婚する1989年まで在籍している。彼女は後に1994年から1996年までバンドに復帰している。
ツイッターに投稿した声明の中でブリックス・スミス・スタートは元夫について「慣習やしきたりに従わない」「真のアーティスト」だったと評し、最後で“New Big Prinz”の歌詞を引用している。
声明の全文訳は以下の通り。
「マークは慣習やしきたりに従いませんでした。真のアーティストだったのです。私が若いアメリカ人としてマンチェスターに行くと、彼は私に玉ねぎのピクルスやパブ、パンクを教えてくれました。彼は私の音楽の師であり、カルチャーにおける頼みの綱であり、最初に愛した人でした。彼が亡くなって深く悲しんでいますが、彼の旅路を共有できたことはそれ以上の喜びです。彼は一度も妥協したことがなく、どれだけの人がそんな特異なヴィジョンを持って、人生を旅立てるのでしょう? 『あいつのアルバムをチェックしろ/彼は理解されていないんだ』今回、ついに彼も」
— Brix Smith Start (@Brixsmithstart) January 25, 2018
サルフォード出身のマーク・E・スミスはマンチェスター・フリー・トレード・ホールで行われたセックス・ピストルズのライヴに行ったことを受けて、1976年にザ・フォールを結成している。その2年後にザ・フォールはデビューEP『ビンゴ・マスターズ・ブレイクアウト!』をリリースし、最も影響力を持ったポスト・パンク・バンドの一つとなっている。多作だったザ・フォールは31枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、最新作は昨年リリースされた『ニュー・ファクツ・エマージ』となっている。
マーク・E・スミスはバンドで唯一の不動のメンバーで、60人を超えるミュージシャンとパフォーマンスを行ってきている。バンドの長年の支持者だったBBCラジオ1のジョン・ピールはかつてザ・フォールについて次のように述べている。「ザ・フォールは常に違うけれど、常に変わらないんだ」
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