ジャック・ホワイトは自身のライヴで携帯電話の使用を禁止している。
ジャック・ホワイトは3月23日にニュー・アルバム『ボーディング・ハウス・リーチ』をリリースする予定となっており、先日4年ぶりとなるUKでの公演が行われることも発表されている。
4月からアメリカ・ツアーに乗り出すジャック・ホワイトだが、公演が「携帯電話禁止」となることを発表しており、「写真やビデオ、音源録音についての機器は持ち込み禁止」となるという。
「我々はちょっとの間、ガジェットから顔を上げることを楽しんで、音楽やその音楽への愛を“対面”で体験してもらいたいと思うのです」と声明では述べられている。
「会場に到着すると、すべての電話、写真や映像を記録する機器はヨンダー・ポーチに入れられ、ライヴが終わるまで開けることはできません。みなさんはポーチに入った携帯電話をライヴの間保持し、もし必要であれば、ロビーやコンコースに設置されたヨンダー・フォン・ゾーンで鍵を開けることができます」
「ソーシャル・メディアへの投稿を考えている方にはこちらで支援できればと思います。我々のオフィシャル・ツアー・フォトグラファーがライヴの後、『jackwhiteiii.com』や新たなジャック・ホワイトのライヴ用インスタグラム・アカウント『@officialjackwhitelive』に写真や映像をアップします。みなさんがしたいだけ、この写真や映像を投稿してください。携帯電話禁止の、100%人間的な体験を楽しんでください」
ヨンダー・ポーチについて書かれた「GIZMODO」による日本語の記事はこちらから。
https://www.gizmodo.jp/2016/07/Yondr.html
この携帯電話禁止のルールはアメリカ・ツアー以外でも適用されるのかは明らかになっていない。
『NME』はジャック・ホワイトの担当者に更なるコメントを求めている。
2014年にジャック・ホワイトは、ライヴに来てアーティストのパフォーマンスを観るよりも携帯電話に時間を使う人を批判していた。ジャック・ホワイトは携帯電話とドリンクで両手が塞がっていて「手も叩かない」人に対してパフォーマンスをするのは「時間の無駄」としている。
「みんな、手も叩くことさえできないんだよね。だって、片方の手ではメールを打ってて、ドリンクなんかも持っているわけだからね」とジャック・ホワイトはライヴの雰囲気が変わってしまったことについて米『ローリング・ストーン』誌に語っている。
「気にしないミュージシャンもいるんだろうけどね。でも、僕は観客にどうすべきか言ってほしいんだ。セットリストのことじゃないよ。でも、昨日クリーヴランドで言ったのと同じことを言うなんてしないわけでね。観客からのエネルギーが返ってこなかったら、多分時間の無駄なんじゃないかな」
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