ジャック・ホワイトはザ・ホワイト・ストライプスのメグ・ホワイトのドラム演奏を巡る議論に言及している。
ジャック・ホワイトとメグ・ホワイトは1997年にザ・ホワイト・ストライプスを結成して、21世紀で最も成功したバンドの一つになったが、メグ・ホワイトのドラム・スタイルについては度々批判の的になることがあった。
メグ・ホワイトのドラムに関する議論はラクラン・マーケイというツイッター・ユーザーによって蒸し返されており、“Seven Nation Army”について彼は次のようにツイートしている。「ザ・ホワイト・ストライプスの悲劇はまずまずのドラマーがいれば、すごいものになっていたということだね」
「もちろん、『でも慎重に作られた音なんだ』と言われるテイクも全部聴いたけど、残念ながら、メグ・ホワイトはひどいし、パーカッションがダメでよかったバンドなんていないよ」
ザ・ルーツのドラマーであるクエストラヴやポーティスヘッドのジェフ・バロウなど、様々な人物がメグ・ホワイトを擁護しており、アンノウン・モータル・オーケストラのルーバン・ニールソンは「メグ・ホワイトのような人はいなかった。キッズは彼女のドラミングに夢中だったんだ」と述べている。
今回、ジャック・ホワイトはメグ・ホワイトがドラムを叩く写真を投稿して、以下のような詩を寄せている。「この時代じゃなければいつでもいい。別の時代に生まれていたらよかっただろうに。100年後でも、1000年後でも遠く離れた違う時代に」
「血を求めるデーモンや卑怯者、吸血鬼などがいない、素晴らしいものを育むポジティヴなインスピレーションがある時代に」
先立ってジャック・ホワイトの元妻であるカレン・エルソンも次のように述べている。「メグ・ホワイトは素晴らしいドラマーであるだけでなく、ジャックは彼女なしにはザ・ホワイト・ストライプスはなかったと言っていました。彼女を批判するジャーナリストへ、元夫の元妻の名前を口にしないでほしいのです(よろしくお願いします)」
ラクラン・マーケイは自身への反論に言及して、次のように述べている。「あれはザ・ホワイト・ストライプスとドラマーとしてのメグ・ホワイトに関するひどすぎるものでした。正直に言って、あらゆる意味でとんでもないものです。矮小で不愉快で、純粋に間違っていました」
「メグ・ホワイトがあのツイートを見たのかは知りません。見ていないことを願います。知りもしない人間にあんなふうに言われて、いい気はしないだろうと思うからです。なので、メグ・ホワイトへ。申し訳ありませんでした。本当にすみません。音楽業界にいる女性は不釣り合いなほど、この手の話題にされていますが、それを助長してしまったことを申し訳なく思います。今後はこうした場でも、それ以外でも思慮深くなろうと思っています」
2002年にメグ・ホワイトは自身のドラミングに寄せられる批判について次のように語っている。「自分とは違う形で演奏する他のドラマーについては評価するけど、それは自分のスタイルじゃなし、このバンドではうまくいかないと思う。批判されて、悩んだ時期もあったけど、今思っているのはこれがこのバンドに必要なものなんだと分かったということね」
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