音楽界やポップ・カルチャーの著名人から享年60歳で亡くなったザ・フォールのマーク・E・スミスに対して追悼の声が寄せられている。
バンドのマネージャーであるパム・ヴァン・ダムドことパム・ヴァンダーはバンドのファンに対して現地時間1月24日にこの悲しいニュースを明かしている。
「非常に残念ながら、マーク・E・スミスが亡くなったことをお伝えします。彼は今朝、自宅で亡くなりました。更なる詳細の発表は今後数日中に行われる予定です。また、パムとマークの遺族はこの悲しい時期はプライバシーに御配慮いただければと思っています」
The day I've been dreading.
"It is with deep regret that we announce the passing of Mark E. Smith. He passed this morning at home…. 1/2
— Fall news (@fallnews) January 24, 2018
"… A more detailed statement will follow in the next few days. In the meantime, Pam & Mark’s family request privacy at this sad time." 2/2
Pam Van Damned
The Fall – manager— Fall news (@fallnews) January 24, 2018
死因については今のところ明らかになっていない。
ザ・シャーラタンズのティム・バージェスも追悼の意を表している一人で、次のようにツイートしている。「僕らがマーク・E・スミスを失ってしまったと聞いて、本当に悲しい。真の妥協なき音楽的異端者だった。天才で、気難し屋で、親交を持てたことが光栄な人だった。さようなら、マーク・E・スミス」
So so sad to hear that we’ve lost Mark E Smith. A true uncompromising musical maverick. A genius, a curmudgeon and someone whose company it was an honour to share. So long M.E.S x x x pic.twitter.com/aZFGNXZuRW
— Tim Burgess (@Tim_Burgess) January 24, 2018
その他の追悼のツイートは以下の通り。
R.I.P. Mark E. Smith and thanks for the music https://t.co/kHklkkPJgZ
— Andy Bell (@Andybebop) January 24, 2018
「安らかに、マーク・E・スミス。その音楽に感謝を」
Oh man. Mark E Smith. One of my biggest heroes. Had a nightmare interviewing him (of course) but then he put me in a song. So sharp, clever and untouchably cool. Thanks for the music, MES.
— Lauren Laverne (@laurenlaverne) January 24, 2018
「なんてこと。マーク・E・スミス。最大のヒーローの一人だった。彼をインタヴューしたのは悪夢のようだったけれど(もちろんそうよね)、その後、彼は私を曲に使ってくれた。鋭くて、頭が良くて、触れられないほどクールだった。その音楽に感謝を、マーク・E・スミス」
First we lost Ursula Le Guin, then Hugh Masekela, now Mark E Smith. Been a tough week for cultural icons.
— Billy Bragg (@billybragg) January 24, 2018
「最初にアーシュラ・K・ル=グウィンが亡くなって、次はヒュー・マセケラで、今度はマーク・E・スミスだ。カルチャーのアイコンにとってつらい週だね」
Alas, the great Mark E Smith has passed away. Not merely a legend of indie music, but someone who, for me, was a gateway into that very genre. Will be blasting the A Sides album all week now. The Fall are no more, long live the Fall! pic.twitter.com/rsxFybINmn
— edgarwright (@edgarwright) January 24, 2018
「嗚呼、偉大なるマーク・E・スミスが亡くなった。単にインディ・ミュージックの伝説というだけでなく、僕にとってこのジャンルの入口となった人だった。今週はずっとアルバムのA面をかけるよ。ザ・フォールは終わりだけど、万歳、ザ・フォール」
RIP Mark E Smith pic.twitter.com/4BezoJzeQz
— PIXIES (@PIXIES) January 24, 2018
「安らかに、マーク・E・スミス」
Mark E Smith. An artist that knew no compromise. A total one off and original. What a legend. pic.twitter.com/SEnQM5lvVn
— Paddy Considine ☠️ (@PaddyConsidine) January 24, 2018
「マーク・E・スミス。妥協しないことを知っているアーティストだった。唯一無比で、オリジナルだった。なんたるレジェンドなんだろう」
So very sad. Goodbye Mark. E. Smith. It was good knowing you
— Lisa Stansfield (@lisajstansfield) January 24, 2018
「ものすごく悲しいわ。さようなら、マーク・E・スミス。知り合うことができてよかったわ」
No bigger character than Mark E Smith in Manc music history – a colossus – the rest just chancers and careerists in comparison
— terry christian (@terrychristian) January 24, 2018
「マンチェスターの音楽史でマーク・E・スミスほど偉大な人物はいない。巨人だったんだ。彼との比較で言えば、他の人たちは日和見主義者や出世主義者だよ」
一方、作家のジョン・ニーヴンはマーク・E・スミスとモリッシーの関係について興味深い回想を披露している。
「マーク・E・スミスが大好きな理由はたくさんあるけど、かつて彼がモリッシーに陽気な感じで『やあ、スティーヴン!』と絶えず挨拶していたのはトップクラスにならざるを得ないね」
Of the many reasons to love Mark E. Smith the fact that back in the day he would relentlessly greet Morrissey with a cheery 'Hello Steven!' has to be right up there.
— John Niven (@NivenJ1) January 24, 2018
昨年8月、ザ・フォールはマーク・E・スミスが喉、口、呼吸器に影響する問題があったため、アメリカ・ツアーのキャンセルを迫られていた。11月にUKの一連の公演でステージに復帰した時はマーク・E・スミスは車椅子に座ってパフォーマンスを行っている。
サルフォード出身のマーク・E・スミスはマンチェスター・フリー・トレード・ホールで行われたセックス・ピストルズのライヴに行ったことを受けて、1976年にザ・フォールを結成している。その2年後にザ・フォールはデビューEP『ビンゴ・マスターズ・ブレイクアウト!』をリリースし、最も影響力を持ったポスト・パンク・バンドの一つとなっている。多作だったザ・フォールは31枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、最新作は昨年リリースされた『ニュー・ファクツ・エマージ』となっている。
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