ノエル・ギャラガーはニュー・アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』を日の目を見ずにお蔵入りになると思っていたと語っている。
新作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』はデヴィッド・ホルムスをプロデューサーに迎えて、ベルファストとロンドンで制作されている。
ノエル・ギャラガーは、日の目を見ることのなかったアモルファス・アンドロジナスとの共作アルバムやデス・イン・ヴェガスをプロデューサーに迎えたオアシスでのセッションのように、最終的にボツになると考えていたことを明かしている。
『Q』誌の最新号の中で、ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ホルムズに制作のかなり後になってからアルバムがボツになると考えていたことを明かしたと語っている。
「デヴィッドはあっけに取られていたね。彼は最初の晩からアルバムが想定通りのものになることを確信してたって言ってたよ。それってプロデューサーの鑑だよな。同じ晩にもしも俺ができると思うかを訊かれていたら、できないって答えていただろうね。デヴィッドには脱帽だよ。存在していなかったはずのものを俺の中に見出していたんだからね」
同じ『Q』誌のインタヴューでノエル・ギャラガーはオアシスのサード・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ』の作曲プロセスについて後悔があるとも語っている。
ノエル・ギャラガーはアルバムにもっと時間をかけるべきだったと認めている。「スタジオにいる時は問題なかった。アルバムが出た日も問題はなかった。だけど、ツアーに出る時がそれだったんだよ。俺は『あのアルバムは成立していない』って思ったんだ」
彼は再発のためにアルバムを編集しようとした時のことを振り返っている。「スタジオに丸々1週間いたんだけどさ。そのテープにグッとくるものはなかったね」
「誤解しないでくれよ。俺は毎年ものすげえ量のアルバムにサインをしてるんだ」と彼は続けている。「みんな、通りで列になって待ち構えてやがってさ。『俺はこのアルバムが大好きなんだ』って言ってくるんだ。それで俺は『おい、いいか、これはな、俺が書いたんだ。どれだけの努力を注いだかは俺が知ってる。そこまでじゃなかったんだ』って言うんだよ」
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの新作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』は11月22日に日本先行リリースされる。
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