テイラー・スウィフトの歌詞が運転中に携帯電話を見ないように忠告するアメリカの交通標語に使われている。
テイラー・スウィフトの最新シングル“Look What You Made Me Do”では、留守電風のメッセージが挿入されており、そこでは次のように語られる。「I’m sorry, the old Taylor can’t come to the phone right now.. Why? ‘Cos she’s dead.(申し訳ございません。昔のテイラーは現在、電話に出ることができません。なぜって? 彼女は死んでしまったから)」
アイオワ州の米国運輸省がこの一節をパロディーにしており、高速道路の頭上の標語として次のようなメッセージを表示させている。「Old Taylor can’t come to the phone… She’s driving.(昔のテイラーは電話に出ることができません。彼女は運転中です)」
「このメッセージの意味がわからなかった場合は、お近くのミレニアル世代にお尋ねください」とアイオワ州米国運輸省は新しいメッセージの画像とともにツイートを行っている。
If you don't get the message today – ask the nearest millennial. https://t.co/RnUAg8GpyS pic.twitter.com/GPSVXQ1WI9
— Iowa DOT (@iowadot) October 2, 2017
法律の専門家は先日、テイラー・スウィフトが最新アルバム『レピュテーション』からの歌詞の一節を商標登録しようと試みていることについて見解を示している。
「ハイ・ストリート・ファッションのデザイナーは歌詞やタイトルをスローガンや服に使うことによって、ポップ・アーティストのクリエイティヴな表現を利用することがあります」と法律事務所「ハーボトル&ルイス」で知的財産権を担当している弁護士のジェレミー・モートンは『NME』に語っている。「アーティストが自分の権利を守るのは理にかなっていますが、認可されたマーチャンダイズをライセンスするという純粋な意図を持っている必要があります」
「どんなフレーズも様々な商品で使用するための正当な商標になりえます。曲の歌詞やタイトルを商標登録するには、『人々に刷り込む』ことに投資し、そのフレーズをもとに商品が成り立っていると認識させることが必要です。これは商品の広範な使用、商標登録による保護、要求された商標権を示すための適切なラベリング、および無認可製品に対する効果的な規制を通じて実現できます」
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