ハスカー・ドゥの同じくメンバーであったボブ・モールドは、グラント・ハートの訃報を受けて追悼のメッセージを公開している。
報道によれば、グラント・ハートは現地時間9月14日に亡くなったという。グラント・ハートは癌を患っており、約1年間の闘病生活を送っていた。
訃報を受けてボブ・モールドはオフィシャル・フェイスブックに追悼のメッセージを寄せている。
https://www.facebook.com/bobmouldmusic/photos/a.440776305698.243232.45470330698/10155650510815699/
全文訳は以下の通り。
「それは1978年の秋のことでした。僕はミネソタ州セント・ポールのマカレスター大学にかよっていました。僕の寮から1ブロックのところにチーポ・レコーズという小さなレコード店がありました。フロント・ドアの近くにPAシステムが設置されていて、パンク・ロックを大音量で流していました。中に入ってみると、最終的にその店であるたった一人の人物とだけ仲良くなっていました。彼の名前がグラント・ハートだったのです。
そこからの9年間、僕の暮らしはグラントの隣で過ごすものとなりました。僕らは一緒に素晴らしい音楽を作りました。僕らは(ほぼ)いつも共同で制作した作品を世界に提示する方法で意見を共にしていました。細かい部分で闘った時もありましたが、それは僕ら2人がそれを大事に思っていたからです。あのバンドは私たちの人生でした。素晴らしい10年間だったのです。
僕らは一緒に仕事をすることを1988年1月にやめてしまいました。僕らはそれぞれソロのキャリアを続け、自身のバンドのフロントマンを務め、個々人の物語を語るための違った道を選びました。それからの29年間、連絡はとり続けていました。時にそれは穏やかで、時にそれは厳しく、時にゴー・ビトウィーンズを通してのものでした。良くも悪くも、そういうものだったのです。自分たちが築き上げたものすべてに対して2人の人間が深く気をかけると、折に触れてそういうことになるのです。
グラントが亡くなったという悲劇的なニュースは僕にとって予想外のものでした。心からのお悔やみと思いをグラントの遺族や友人、世界中のファンに送ります。
グラント・ハートは才能に溢れたヴィジュアル・アーティストであり、素晴らしいストーリーテラーであり、驚くほど才能のあるミュージシャンでした。彼のスピリットに心を動かされた誰もがそれを忘れることはないでしょう。
神の御加護を。君が恋しいよ。天使と共にあらんことを」
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