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カントリー界のレジェンドとして知られるドン・ウィリアムスが享年78歳で亡くなった。ドン・ウィリアムスの担当者は「短い闘病生活」を経て亡くなったことを発表している。

1939年にテキサス州で生まれたドン・ウィリアムスは1971年からそのキャリアをスタートさせており、2016年に引退している。

キャリアを通してドン・ウィリアムスは全米カントリー・チャートで、“Tulsa Time”、“Good Ole Boys Like Me”、“I Wouldn’t Want To Live If You Didn’t Love Me”など、17曲で1位を獲得し、45曲のトップ10ヒットを生み出している。

ドン・ウィリアムスについて以前、ボニー・プリンス・ビリーは次のように語っている。「ドン・ウィリアムスは気は優しくて力持ちとして知られていてね。アフリカのいくつかの国では本当に巨大な存在なんだ。コートジボワールかどこかでは切手にもなったんじゃなかったかな」

「彼はボブ・マクディルというライターを長年のパートナーにしててね。彼は告白型の複雑で、チャレンジングな曲を書いてきたんだ。だけど、ドンがそれを歌う時のシンプルさというのも分かっていてね、それで誰にもできない形で曲を理解させることができたんだよ」

「例えば、彼には“Good Ole Boys Like Me”というヒット曲があるけど、あの曲は作家のトーマス・ウルフと劇作家のテネシー・ウィリアムズについての曲でね、アメリカ中部ではカントリーのラジオ局で大ヒットになったんだけどさ。誰も文学史の授業になってるなんて気付いてないんだ。いまだに聴く度に鳥肌が立つ曲なんだ」

今年はドン・ウィリアムスのトリビュート・アルバムもリリースされており、ジョン・プライン、ジェイソン・イズベル、ガース・ブルックスらがアルバムには参加している。

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