アイアン・メイデンのベーシストであるスティーヴ・ハリスは、エセックス州にある自宅をホテルに改築したいと明かしている。
9エーカー(約36,000平方メートル)の大邸宅は5年間売りに出されており、675万ポンド(約9億4千万円)の値がつけられていたものの現在ではおよそ半額の395万ポンド(約5億5千万円)に値下げされているという。
一部分は15世紀の建築となり、1066年のノルマン人の征服以来、建物がその場所にあったと記録されているスティーヴ・ハリスの持ち家のシアリング・ホールは、プライベートの荷馬車場や更衣室付きのフルサイズのサッカー場、テニスコート、イギリス式電話ボックスを備えているという。
「最初から少しばかりクレイジーだったんだよね、初めに売り出すときも自分が本当に売りたいのかどうか確信がなかったからね」とスティーヴ・ハリスはスウェーデンのラジオ局「バンディット・ロック」に話している。
「というのも海外に引っ越したんだけどさ、『本当に外国に留まりたいのかわからないな』と思ってこんな馬鹿げた値段をつけたんだ、この家に馬鹿げた金額を支払いたい人がいたら喜んで売ろうと思ってね。でも、結局値下げしたんだ。実際、今はとてもリーズナブルな値段だよ」
スティーヴ・ハリスの自宅を紹介する動画はこちらから。
彼はこう続けている。「理想的に言えば、この家をブティック・ホテルにしたいんだ。アイアン・メイデンのファンが行けるだろうなと思ってさ。ポルトガルにエディーズ・バーって名前のバーを持ってたんだけど、もうやってないんだ。数年前に閉店してしまった。でも、世界中のみんながあのバーに来てくれてたし、この家にも来てくれるだろうって思うんだよね」
「この家にあるスタジオでアルバムのレコーディングもしたんだ。1992年の『フィアー・オブ・ザ・ダーク』もそうだし、他にも何枚かあって、記念品とかそういう類のものがたくさんあるよ。だから……わからないんだ。良い案なんだろうね。ブティック・ホテル……それだと俺がまだそこに滞在できることになるとも言えるし、素晴らしいだろうね。それは自分にとって理想的だよね。うん、素敵な案だよね」
アイアン・メイデンは先日、現在のツアーがラスト・ツアーなのではないかという憶測を否定している。
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