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テイラー・スウィフトへの痴漢行為をめぐる裁判に関して判事はラジオDJの訴えを退けている。

コロラド州デンヴァーのラジオ局「KYGO」の元DJだったデヴィッド・ミューラーは、2013年のミート・アンド・グリートで、テイラー・スウィフトにセクハラ行為をはたらいたとして訴えられている。彼曰く、この「誤った申し立て」によってラジオ局を解雇されたと主張しており、テイラー・スウィフトと彼女の母親のアンドレア、彼女のマネージメント・チームのメンバーでラジオ局との調整役であるフランク・ベルに対し、300万ドルを要求する訴えを起こしていた。

米地方裁判所の判事であるウィリアム・マルティネスは、デヴィッド・ミューラーが訴えに正当性があることを証明できていないと結論付けて、テイラー・スウィフトへの訴訟を棄却している。一方でフランク・ベルとアンドレア・スウィフトへの訴訟に関しては、陪審員の8人が今後も審理を行うことになると「CNN」が報じている。

テイラー・スウィフトはデヴィッド・ミューラーに対抗して、1ドルを求めて告訴している。訴訟の中で、彼女は訴えを起こすことで「同様の非道で屈辱的な行為を追体験している他の女性が、声をあげて抵抗するための一つの例として役に立つこと」を望んでいると説明している。

デヴィッド・ミューラーによる訴訟の最終弁論が行われたのを受けて、テイラー・スウィフトによる対抗訴訟の審議が現地時間8月14日から始まることになっている。

現地時間8月10日にテイラー・スウィフトはデヴィッド・ミューラー相手に法廷で証言をしている。デヴィッド・ミューラーが「私のスカートの中に自分の手を突っ込んで、お尻をつかんできました」と彼女は訴えており、彼女のボディーガードだったグレッグ・デントはデヴィッド・ミュ-ラーが「スカートをめくった」のを見ているとも証言している。

「恐ろしく、ショッキングな出来事でした。このような経験をしたことは今までまったくなかったのです」と彼女は続けており、デヴィッド・ミュラーの行動は「意図的だった」と断言している。

公判前の宣誓証言の際にテイラー・スウィフトはこの出来事について次のように説明していた。「私たちは写真撮影のために横に並び、私は真ん中に入りました。そして私たちが写真撮影用のポーズを取ったその瞬間に、私のドレスの中に彼は手を入れて、私のお尻の片側をしっかりつかんだのです。私がどんなに身体を離そうとしても、その手はお尻をつかんだままでした。あれは偶然の出来事ではありません。完全に意図的なものでした。私の人生においてこれほどまでに確信を持っていることは他にありません」

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