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モリッシーはマンチェスターでのテロ事件を受けて声明を発表している。

アリアナ・グランデのコンサートを襲ったこのテロはマンチェスター・アリーナのロビーで爆発が起きて、22名が亡くなり、59名が負傷している。爆発時は多くの観客が会場を後にするところで、多くの子供もそのなかには含まれていたという。爆弾犯は現場で自家製の爆弾によって死亡しており、容疑者はマンチェスター出身のリビア系のサルマン・ラマダン・アベディであると判明している。

事件当日の5月22日に58歳の誕生日を迎えたモリッシーはフェイスブックで次のように述べている。

「マンチェスターで誕生日を祝っている時にマンチェスター・アリーナが爆破されたというニュースを聞いたんだ。その怒りは途轍もないものだよ。こうしたことを止めるには一体どうすればいいのだろう?」

「テリーザ・メイはこのような襲撃が『私たちを崩壊させることはない』と語った。しかし、彼女自身の生活は防弾されたバブルのなかで営まれ、今日、マンチェスターの死体安置所で若い人々の身元を確認することもないのは明白だ。また、『私たちを崩壊させることはない』というのは今回の悲劇が彼女や彼女の移民政策に及ぶことはないということなんだ。マンチェスターの若者は既に被害を受けている。ありがたいことだね、テリーザ。(ロンドン市長の)サディク・カーンも『ロンドンはマンチェスターと連帯する』と言ってるが、彼は犯行声明を出しているイスラム国を糾弾してはいない。エリザベス女王もテロに対する『力強い言葉』でバカげた賞賛を受けているが、彼女は今のところバッキンガム宮殿で今日行われる茶会もキャンセルしていない。イギリスの自由報道ではこれに対する批判が認められていないんだろうね。マンチェスター市長のアンディ・バーナムは今回のテロを『過激派』の仕業だと言っている。過激な何だって? 過激なウサギか?」

「現代のイギリスではみんな、プライベートで喋ることを公の場で話すことについて萎縮してるみたいだね。政治家は恐れてないと言うけれど、彼らは犠牲者になることがないわけだからね。銃弾が飛び交う場所から守られている人間が恐れてないと言うのがどれだけ簡単かというね。一般の人々はそうして守られてはいないわけだからさ」

https://www.facebook.com/Morrissey/posts/1349891061714098

同じくマンチェスター出身のノエル・ギャラガーも追悼の意を表明しており、ジョニー・マー、テイラー・スウィフトリアム・ギャラガー、ケイティ・ペリー、ハリー・スタイルズらも追悼の意を表明している。

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