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ポール・マッカートニーザ・ローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、ロジャー・ウォーターズ、ザ・フーが出演したフェスティバル、デザート・トリップが今年は開催されないことが明らかになっている。

「今年はデザート・トリップはやらないんだ」とゴールデンヴォイスのCEOであるポール・トレットは米『ビルボード』誌に語っている。「2016年のデザート・トリップは大好きだったよ。特別な瞬間だった。おそらく今後どこかで似たようなものはやると思うんだけどね」

ゴールデンヴォイスは、デザート・トリップが開催されたカリフォルニア州インディオのエンパイア・ポロ・クラブでコーチェラ・フェスティバルとステージコーチ・フェスティバルを開催している。

デザート・トリップは昨年10月に開催され、15万枚のチケットが完売となり、1億6000万ドル(約180億円)の興行成績を挙げ、これは音楽業界での新記録となっている。

去年のデザート・トリップではポール・マッカートニーがニール・ヤングと自身のステージで共演して、ザ・ビートルズの“A Day In The Life”を演奏し、ジョン・レノンの“Give Peace a Chance”と続けている。また、二人はザ・ビートルズの“Why Don’t We Do It in the Road”も披露しており、ポール・マッカートニーがこの曲をライヴで演奏するのはこの時が初めてとなっている。

また、ザ・ローリング・ストーンズは自身のステージでザ・ビートルズの“Come Together”のカヴァーを披露している。「無名のビート・グループのカヴァー曲をやろうと思うんだ。覚えている人もいるかもしれないと思うけどね。彼らの曲の一つをカヴァーしてみようと思うんだよ」とフロントマンのミック・ジャガーは語り、『アビイ・ロード』のオープニング曲である“Come Together”を演奏している。

ミック・ジャガーはこのフェスティバルに付けられた「オールドチェラ」というニックネームについても冗談を飛ばしている。「今夜は年齢に関するジョークやなんかについては言うつもりもないんだ。分かるだろ? 紳士なイギリス人ミュージシャンのためのパーム・スプリングスの老人ホームにようこそ」

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